Heim ins Reich
2008年 09月 19日
・・・と言いつつ、(私にとってですが)プチ発見があったので備忘録代わりに書かせてください。ご存じの方も多いとは思うのですが・・・
Heim ins Reich 。直訳すると、「祖国である帝国へ帰れ」みたいな意味です。それに少し付け加え、etwas heim ins Reich holen で「・・・を不当に手に入れる、我がものにする」という意味になる、と辞書にあります。holen と一緒に使う例はどこかで見たことがあったような。
(Reich の訳については、よろしければ過去の日記をご覧ください → コチラ 上では一般的な「帝国」としましたが、ナチ政権がらみでは「帝国」という訳をできるだけ避けたいなぁと思っています。慣例上、「第三帝国」という風に「帝国」と訳さざるをえないケースもあるのですが・・・)
ところで今日、第二次大戦直前の場面で、Heim ins Reich という言葉が使われているのを発見。検索してみたところ、この言葉はどこで誰が最初に使ったかは諸説あるものの、有力(?)なのが次の説。ズデーテン・ドイツの指導者コンラート・ヘンラインが1938年、現地のドイツ系住民に「Wir wollen heim ins Reich! Gott segne uns und unseren gerechten Kampf.“(我々は祖国ドイツに戻りたい!我々および我々の正当なる闘いに神の祝福あれ) と呼びかけたことが始まりらしいです。当時、ズデーテン地方はチェコスロバキア領でした。ただし、それ以前からこのスローガンが使われていたとする説もあるみたいで、オーストリア併合のときなども似た表現が都合よく使われていたんだとか。
etwas heim ins Reich holen の言葉の由来は残念ながら見つけることはできなかったのですが、ナチ政権時のスローガンと関係があるのではと思います(根拠はないのですが・・・私の勝手な想像です) 「祖国ドイツへ帰れ」というスローガンのもと、都合よく併合や侵略を繰り返してきたことから、現在では「・・・を不当に手に入れる」という意味で使われるようになったんじゃないかなぁと。
検索して「ほほ~」と思ってしまったのですが、これって常識?知らなかったのは私だけ?恥を承知で書いちゃいます。お詳しい方がいらっしゃいましたら、お教えくださいビッテ♪
このリッター・シュポルトのチョコ、木イチゴ味やイチゴ味も一緒にパッケージに入っていたのですが、どれも美味しかった・・・。ヨーグルト&ブラッドオレンジ味。日本でも売ってくれたらいいのに。