最近、素敵なご本をご恵贈いただきました。ヤッター!その名も、
『創作者のためのドイツ語ネーミング辞典』!

開いてみてビックリ!こ、こ、これはスゴい本だぞ!!!冒頭に書かれていた「この本の使い方」から引用しますね。
『本書は、創作活動にはげむ方々を第一の読者対象としたドイツ語のネーミング辞典です。「キャラ名・アイテム名に活かしやすい言葉」や「マンガ・アニメ・ゲーム好きな日本人がかっこいと感じる響きの言葉」を重点的に掲載しています。また、パラパラとページをめくるだけで創作意欲が湧くような単語を選びました』
この前書きのとおり、かっこいいと感じられる響きの言葉が、「幻想の章」「言霊の章」「人間の章」「人の営みの章」「人の英知の章」「空と大地の章」の中でたくさん列挙されています。驚きなのは、そういった「かっこいい」言葉の読み方がカタカナで書かれているだけでなく、1つ1つに解説が書かれていること。詳しい意味や由来、トリビア的な情報など、とにかく詳しい。ドイツ人の名前とその意味もビッシリ。また、ドイツの”モノ”についても1つ1つ丁寧に解説されています。うーむ、恐るべし。言葉から文化が見えてくる気がする…!!
この辞典を拝見して思ったのは、「ドイツ語カッコいい!」と同時に「いや、日本語も同じくらいカッコいい!」ということ。カタカナ表記の読み方がカッコいいのはもちろんのこと、日本語の解説や訳語もステキなのです。ドイツ語が元々カッコいいから解説や訳語もカッコよくなるのか、それともドイツ語を日本語化すると別の魅力が引き出されるからなのかは分からないけれど、とにかく不思議な魅力を放っています。いや、妖しい魅力と呼ぶべきか。
ページをめくっているうちに思い出したのは、私が初めて池田理代子さんのマンガ「オルフェウスの窓」を読んだときの感激。あの時、思ったのでした。「ああ、ドイツ語の世界っていい!!」当時、ドイツ語は全く理解できなかったけれど、とにかくカタカナで表記された言葉にシビれたのでした。あの時、この「ドイツ語ネーミング辞典」があったら、きっと貪るように読んでいただろうなぁ。
…というわけで、「創作者のためのネーミング辞典」は、「ドイツ好きのためのワクワク辞典」でもあるのでした。ワクワク💓 お薦めで~す。
しかーし。伸井さんの進化が止まらない…