これ見たい!⑨ 『Honig im Kopf』
2015年 01月 19日
さてさて、最新作はテーマが「認知症」。これは身につまされます…。個人的な話で恐縮ですが、私の身内にもおります。大好きだったホストファミリーのお母さんもアルツハイマーでした。とっても、とっても心が痛みます。先週のネット記事によると、この映画は大ヒットしている模様。ある週の観客動員数では、ハリウッド映画を押さえて堂々1位となっていました。
『Honig im Kopf』 (直訳:頭の中にハチミツ)
監督:Til Schweiger
出演:
Til Schweiger (ティル・シュヴァイガー)
Dieter Hallervorden (ディーター・ハラーフォルデン)
Emma Schweiger (エマ・シュヴァイガー)
Jan Josef Liefers (ヤン・ヨーゼフ・リーファーズ)
ネットのあらすじによると、主人公の「おじいちゃん」は元獣医さん。妻のお葬式で奇妙な行動をとったことでアルツハイマーの発症が発覚します。父を心配する息子(ティル・シュヴァイガー)は、近所に呼び寄せますが、その父は認知症ゆえに数々の騒動を引き起こします。困り果てた息子は父を施設にお願いしようとしますが、娘(エマ・シュヴァイガー)が大反対。彼女はおじいちゃんと一緒にヴェネチアへ旅行します。そこはおじいちゃんが、亡きおばあちゃんと新婚旅行に出かけたところでした…。
公式サイトは → コチラ
ネットの映画情報で知ったのですが、おじいちゃん役のディーター・ハラーフォルデンは、演劇やカバレットで大活躍した名優なんですって。歌も歌うし司会もこなす、まさにマルチな大物なんだそうです。ティル君の娘役で出ているのが、実の娘のエマ・シュヴァイガー。4人きょうだいの末っ子ですって。お父さんとはあまり似ていないような?
しか~し。この作品はドイツ映画賞のロングリストには入っていないんですよね。ティル・シュヴァイガーの作品ってなぜかビッグな賞とは縁がないような気がする。本人は大人気だし、映画も常に話題になっていて観客動員数も多い。なのになぜかノミネートすらされないような印象を受けます。私の気のせい?審査員などの玄人にはウケないタイプなのかしら?