Filmhaus @ソニーセンター にて弾けたの巻
2012年 09月 12日
ベルリンの話ばかりで恐縮ですが、もう少しお付き合いくださいませ。自分用の記録も兼ねております。ポツダムの映画博物館で勢いづいたワタシは、さらにソニーセンターの中にある Filmhaus へGo! (正しくは Goではなく「連れていっていただいた」なのですが…。異常な方向音痴のワタシ。一人では絶対に効率よく回れませんでした。連れていってくださって感謝いたします)
↓ ソニーセンターの最寄駅、Potsdamer Platz。暑かったです。
↓ この画像じゃ分かりにくいかもしれないのですが、こうしたビル群をフリッツ・ラングの「メトロポリス」(1927) に例える人もいるとの話。似てます?
「フリッツ・ラングが現実の世界を映画に取り入れたのではない。現実の世界がフリッツ・ラングの映画を取り入れたのだ」とナレーションが入るドキュメンタリーをYouTube で見たことがありました。この言葉が印象に残っています。
↓ ソニーセンターにある「Filmhaus」 めちゃくちゃ面白かった!
この Filmhaus(Deutsche Kinemathek Museum für Film und Fernsehen) のサイトは → コチラ
常設展の半分は映画、半分はテレビになっています。今回は時間の関係もあり、テレビ関連の展示は見ませんでした。(私信:Happiness裕之介さん、次にベルリンに行かれた際は、ぜひ Fernsehen のほうもいらしてください!!で、レポしてくださいビッテ)
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前置きが長くなってしまったのですが、この常設展は圧巻でした。ごくごく初期の映画からワイマール期の発展、ナチの台頭とともに映画関係者が巻き込まれた悪夢のような時代、戦後の混乱期から現代にいたるまで、ドイツ映画が歩んだ道のりが豊富な資料やデータとともに示されておりました。感心いたしますのは、ナチ時代の負の面もきっちり展示されていたこと。現在では条件付きでしか上映することのできない反ユダヤの映画も詳しい説明とともに一部を見ることができました。また、マレーネ・ディートリヒに関する資料も豊富でした。1つ1つをきっちり見ていたら丸一日は絶対に必要。ポツダムの映画博物館は、初期の映画や東ドイツ時代の映画が中心でしたが、こちらではつい最近日本で公開された作品に関する展示もあり、両方を見たらベルリンの映画はもうカンペキ。
↓ 知る人ぞ知る、ヴァルター・ルットマン監督のサイレント映画「Berlin Die Sinfonie der Großstadt(ベルリン大都会交響曲)」(1927)のポスター。
↓ ケーキの画像なんて載せちゃってずびばぜんっ お勉強の後は、お約束の生クリームつきリンゴケーキ。画像じゃ分かりにくいのですが、とにかくデカい!やたらデカい!! リンゴが半生でしゃきしゃきしてウマかったです。