お葬式用のお花
2010年 12月 05日
紹介していただいたのは、Fleurop というお花屋さん。ドイツでは一番メジャーかつ信頼のおけるネット上の花屋さんなんだそうです。オンラインで頼むと、提携しているお花屋さんがお花を届けてくれるシステム。日本でいう花キューピッドみたいなお店だそ~です。私はこれまで、いわゆる宅急便で届けてくれるオンライン花屋さんを使っていたのですが、このFleurop のほうが地元の花屋さんを使うだけあって送料が安いのです。頼んだその日の配達も可能みたい。HP は → コチラ、お葬式用の花は → コチラ
葬儀用のお花についてのサイトは → コチラ や コチラ
上のサイトによりますと、やはり白のお花、特に白いユリが無難みたいですね。ユリのほかにバラや菊もよいとありました。お葬式用には花輪 (Trauerkranz) がよいとも。花輪は、故人の存在は永遠であるというシンボルなんだそうです。
どんなお花がよいのかはイメージできたのですが、一体どこに、そしてどのタイミングでお送りしたらいいのか皆目見当もつかず、とにかく花屋さんに電話で聞いてみることにしました。Fleurop の代表番号にかけてみたところ、応対した女性が丁寧に教えてくれました。次の2とおりがあるんだそうです。
1) 遺族にお送りする場合 → 訃報を聞いたら、遺族の家にすぐ送って構わない。その際、心をこめて書いたお悔やみのカード(Kondolenzkarte) をお付けするといい。お花は花束や、アレンジメントなど。
2) 葬儀の際にたむけてもらう場合 → 送り先を聞いてから、葬儀の日に合わせて送ったほうがいい。場合によっては故人や遺族の家ではなく、教会やその関連施設に直接お送りするケースもアリ。お花はアレンジメント、クランツなどで、希望によって送り主の名前や故人へ向けた言葉を印刷したリボンをあしらってもらう。
私が希望したのは2番のケースなので、葬儀などの日取りを娘婿にメールで尋ねました。ドイツ父は遺言で火葬を望んでいたとのこと。なので、遺体を荼毘に付した後、1月になって改めて Urnenbeisetzung (日本でいう納骨ですよね) という形で葬儀を執り行うんだそうです。お花を贈ってくれる場合は、その日に直接しかるべき場所へ送ってくれると故人も喜ぶだろう、とのことでした。ドイツは土葬が一般的だったけど、最近は火葬が増えている、というのは別の機会に聞いておりました。ドイツ父も火葬を望んだそうです。ゆっくり土に返るのが本来の風習だったのでしょうが、時代の流れとともに変わってきているんですね。実際、子供や親せきは国内外に散らばっているため、急な日程では参列が難しいこともあるのでしょう。