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German Film Days (ドイツ新作映画の上映会)

 先週の木曜日と金曜日、私ったら至福の時を過ごしてしまいました。皆様お忙しい毎日をお過ごしですのに、楽しんできてしまってずびばぜん~。ドイツ映画輸出公団 (German Films) さん主催、業者向けの新作映画上映会がありまして、私もお邪魔してしまった次第です。張り切って5本を拝見いたしました(全部で6本の上映だったのですが、最後の1本は時間的に難しく、泣く泣く諦めました~)。どの作品もすっごくすっごくよかったです。買い手がついて、日本で公開されるといいなぁ… (でもってご縁があるといいなぁ… ←本音^^;)

今回上映されましたのは:

「サイレンス」バラン・ボー・オーダー監督
「三角関係」トム・ティクヴァ監督
「ヴィンセントは海をめざす」ラルフ・ヒュットナー監督
「ゲーテ!」フィリップ・シュテルツル監督
「ポル・ダイアリー」クリス・クラウス監督
「子宮」ベネデク・フリークアウフ監督

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ではでは、1本ずつ簡単に紹介させてください~ 

Das letzte Schweigen (サイレンス)

公式HP コチラ 



 ヴォータン・ヴィルケ・メーリング、ブルクハルト・クラウスナー、カトリン・ザスなどが出ています。B・クラウスナーとK・ザスは「グッバイ、レーニン!」でダニエル・ブリュールの両親役で出てましたねー。監督はバラン・ボー・オーダーという若手監督。会場でいただいたパンフレットによると、「ミュンヘン・テレビ映画大学在学中から短編作品で国内外の数々の賞を受けた期待の新星」とのこと。この大学は「善きソナ」のドナースマルク監督やカロリーネ・リンク監督、ヴィム・ヴェンダース監督、名プロデューサと言われるベルント・アイヒンガーなど、ドイツ映画界を代表する映画人を輩出したことで有名ですよね~。とにかく映像が美しく、撮り方も工夫しているな~と思いましたです。物語は淡々と静かに進んでいくのですが、演技派の俳優が多いため、皆さんとにかく上手。ハリウッド映画のような華やかさ、派手さはないけれど、登場人物の心のひだを描くのに長けているな~との印象を受けました。

<チョ~簡単なあらすじ>
 ある夏の日、麦畑の中に自転車を残して少女が行方不明になります。そこは23年前、同じ年頃の少女が暴行・殺害された場所でした。当時、その事件を担当したものの、未解決のまま定年退職となった刑事(ブルクハルト・クラウスナー)は引退後も執念で犯人を追います。やがて、捜査線上にある男(ヴォータン・ヴィルケ・メーリング)が浮かんできました。美しい妻とかわいい2人の子供に囲まれ、モダンで贅沢な家に住み、仕事も順調。誰もがうらやむような毎日を送っている男性です。しかし彼には誰にも言えない過去がありました…。

 ヴォータン・ヴィルケ・メーリングって、気弱な役からガラの悪い兄ちゃんまで、演技の幅が広いな~と感心。「エス」では確か、途中で命を落とす気弱な囚人役を演じてませんでしたっけ?画像は → コチラ(金髪のほうです)

 退職した刑事のほかに、妻を亡くした直後で精神的に不安定な刑事が登場します。演じるのはセバスティアン・ブロムベルクという俳優(映画「アナトミー」でフランカ・ポテンテの彼氏役を演じた人です。「バーダー・マインホフ」にも出ていました。濃ゆ~い顔の兄ちゃんです)さん。この人も演技が上手だな~と今回感心してしまいました。精神的に不安定な状態がよく出ていて。→ 画像はコチラ

…かなり濃ゆい。昔、実はワム!のジョージ・マイケルが好きだったのですが、ちょっと似てませんか? この写真より、現在は生え際が残念な感じになっておりますが、生え際は演技力とは無関係なのだ!なかなかいいな~と思ってしまいまぴた。
by Alichen6 | 2010-10-18 21:02 | ドイツ映画

日本にいながらドイツする♪  ドイツ・ドイツ語・ドイツ映画を愛してやまない下っ端字幕ほにゃく犬「ありちゅん」が字幕ほにゃく見習い眉毛犬「Milka」と一緒に書く日記


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