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学生を射殺したのはシュタージのIM(非公式協力者)だった・・・!

 今日で終わるはずだったプチ工事。ところが足場がまだ半分残った状態で明日へ持ち越しとなりました(涙) 足場を覆っていたシートは外されたので鬱陶しさはなくなりましたが、お正月に作ったプチ花壇のお花はほぼ全滅(号泣) 自分で頼んだ工事ではありましたが、すげー疲れました。ふぅ。

 ここんところ、プチ工事&ワンコの疑似子育て騒ぎ&仕事でチョ~忙しかったので、ネットのニュースも読めず、ポッドキャストも聞いておりませんでした。かろうじて日本語でニュースだけ追っていたのですが、げげっと驚くことがありましてねぇ・・・。(と言っても、これ自体、もう古いネタなのですが)

いつも愛読しているジャーナリストさんの記事です → オーネゾルク射殺の真実

 お詳しい方も大勢いらっしゃると思いますし、5月のニュースなので少々「今さら」感はありますが、ちょびっとだけ書かせてくださいっ。1968年というのは世界的に荒れた年だったそうですが、それはドイツも同じ。あちこちで学生たちがデモを行い、中でもベルリンは相当激しかったそうです。事の発端は1967年6月2日のデモ。イランのパーレビ国王がベルリンを訪れたそうですが、それに抗議して学生たちが大騒ぎ。その中で警官が発砲し、26歳の学生ベンノ・オーネゾルクの頭部に命中。倒れたオーネゾルクを介抱する女子学生の写真は世界中に配信されたんだそうです(下にリンクした記事に載っています)。警察は最初、正当防衛を主張。その後、これは不幸な事故であり、殺意はなかったとの見解を発表したとのこと。発砲した警官は裁判で無罪となりました。これにをきっかけに国家権力の象徴である警察や政府に対する人々の怒りが爆発。それまで比較的穏やかだったデモは過激さを増し、やがてドイツ赤軍派(RAF)の結成へとつながっていったそうです・・・。そしてドイツでは要人の誘拐・殺害、ハイジャックなどのテロ事件が頻発。

 ところが最近になって、この警官が実は東独の社会主義統一党(SED)の党員であり、秘密警察シュタージの非公式協力者(IM、密告者です)であることが発覚したんだそうな。上にリンクしたジャーナリストさんも書いておられるように、「もし」発砲した警察官が実は東ドイツの密偵であることが当時発覚していたら、デモは違う方向へ行っていたでしょうか。ドイツ赤軍派は生まれていたのでしょうか。数々のテロはそれでも起こったのでしょうか…。

 このテーマ、ヒジョ~に興味があったりします。詳しく書きたいところですが、いかんせん素人なので新聞記事や本などでちょっとかじっただけのにわか知識なのです・・・(恥)。前からちょくちょくブログでご紹介していました映画「Der Baader Meinhof Komplex(邦題:バーダー・マインホフ 理想の果てに」)が7月に公開されますです。でもって、ワタシってば、来週の金曜日に試写へ行けることになってしまいました(感涙) 一足先に拝見いたしまして、ネタバレしない程度に感想を書いちゃいますね。もしよろしければまたお立ち寄りくださいませ。

公式HP → コチラ (予告編が見られます)

ドイツ語の記事です → コチラ
by Alichen6 | 2009-06-13 21:01 | ドイツのこと

日本にいながらドイツする♪  ドイツ・ドイツ語・ドイツ映画を愛してやまない下っ端字幕ほにゃく犬「ありちゅん」が字幕ほにゃく見習い眉毛犬「Milka」と一緒に書く日記


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