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by Alichen6
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和独大辞典 その3


e0141754_1452715.jpg またまた辞書の話で失礼いたします。いえ、ワタシは決してこの辞書の出版社の回し者ではないのですが、オススメした以上、価格なども調べておかなくちゃと思って。(すみません、私自身はいただいたものを喜んで使っておりますのに、皆様にオススメしたりして…。)

 ネックはお値段なんですよね。このお値段ですと確かに躊躇してしまいます…。そんなことを思っておりましたら、親切な方が教えてくださいました。少しでも安く入手できないか調べてくださったそうです。ありがとうございます。

 …日本のアマゾンで購入するのが、やっぱり一番お得だとのお話でした。送料無料で27,495円ですもんね(コチラ)。マーケットプレイスに出店している洋書店ですと、さらに安いみたい。(あまりにも安いと逆に心配ですが。)ドイツのアマゾンでは278ユーロですから、日本で買うより高い。さらに、洋書を扱う日本の書店(紀伊国屋では34,677円、丸善では今のところ在庫ナシですが、提示価格は40,000円以上)ですと、軒並み30,000円以上。ご参考になったかどうか分からないのですが、今のところ日本のアマゾンが一番お得のようです。


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by Alichen6 | 2012-04-30 13:40 | ドイツ語 | Comments(0)

ドイツ映画賞2012 結果


 皆様、GWの前半も最終日となりました。いかがお過ごしでしょうか。遅くなってしまったのですが、先週の金曜日に発表された「ドイツ映画賞2012」の受賞作をざざっと書いちゃいますね。授賞式はテレビで放映されたそうです。どこかでその映像を見られないかなーと探したのですが、まだUPされていない模様。また改めて探してみることにします。プレゼンターも含め、ドイツ映画界の有名人がてんこ盛りなので、毎年楽しみにしているのです。こういうときって、素顔も見られますしね。女優さんたちのドレスも素敵。趣味のいい人、悪い人(失礼)、イロイロですが見てて飽きません。アメリカのアカデミー賞に比べると地味さは否めませんが(泣)、ドイツにはドイツの味がありますよねー。なお、ノミネート作品や予告編については、コチラ(過去の日記です)を。

受賞者(受賞作)一覧は → コチラ

主なものだけ、下に書き出してしまいました。

<作品賞>
金賞:Halt auf freier Strecke (邦題:どうする、人生真っただ中)
銀賞:Barbara (バルバラ)
銅賞:Kriegerin (敢えて訳しますと「戦う女」とか「女性戦士」とかそんな感じです)

<脚本賞>
David Wnendt (ダーフィット・ヴネント)Kriegerin

<監督賞>
Andreas Dresen (アンドレアス・ドレーゼン)Halt auf freier Strecke

<主演女優賞>
Alina Levshin (アリーナ・レフシン) Kriegerin

<主演男優賞>
Milan Peschel (ミラン・ペシェル) Halt auf freier Strecke

<助演女優賞>
Dagmar Mantzel (ダグマー・マンツェル)Die Unsichtbare

<助演男優賞>
Otto Mellies (オットー・メリース) Halt auf freier Strecke

************************

 ワタシ、Barbara が各賞総なめ状態かしらーなんて勝手に想像していたので、ちょっぴり驚きました。ふたを開けてみたら、ドレーゼン監督の独り勝ちだったので。作品賞・監督賞・主演男優賞、助演男優賞など、メインの賞はほぼ独占状態なんですもん。この「Halt auf freier Strecke (邦題:どうする、人生真っただ中)」はこの1月にドイツ文化センターにて上映されました。末期の脳腫瘍を宣告された父親と、それを支える家族の戸惑い・苦悩・絆を描いた物語。こう書くと感動物語に見えますが、さにあらず。ドレーゼン監督特有の「淡々としたタッチ」で描いていくのですが、それが逆に胸に迫るのです。決して感動物語ではなく、「こういう立場になったら、自分はどうなるのだろうか?」と考えさせられます。主演のミラン・ペシェルの役作りはハンパありません。どんどん痩せて衰えていきます。錯乱する様子は非常にリアル。在宅での終末医療を担当する女性医師は本物のお医者様だそうです。もう一度、日本で見られる機会があるといいのですが…。

当時のドイツ文化センターの記事は → コチラ


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by Alichen6 | 2012-04-30 11:25 | ドイツ映画 | Comments(6)

 昨夜、Deutscher Filmpreis (ドイツ映画賞)の授賞式がありました。ワタシ的に気になりますので、この結果はまた今夜か明日にもUPさせてくださいませ。つい最近「ほにゃくハリ」デビューした ぐ~ちゃん の近影を載せちゃいました。今後の課題は、「トゲのある表現」を生かしつつ、柔らかい胸毛のような雰囲気も織り交ぜた、フカ~い表現を身につけることだそ~です by ぐ~ちゃん。
頑張ってもらいたいものです。この先、ワタシがほにゃくを続けることができるかどうかは、ぐ~ちゃんにかかってます!!
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by Alichen6 | 2012-04-28 13:31 | つぶやき | Comments(4)

和独大辞典 その2


 皆様、いかがお過ごしでしょうか。すっかり間が空いてしまいました。昨日の夜、更新するつもりでしたのに、また1日経ってしまいまして・・・。あーあ、時間が経つのはホントに早いです。いつも遊びに来てくださいまして、ありがとうございます。

 先日の続きです。せっかくの「スグレモノ辞書」なので、もう少しご紹介したいと思いまして。いえ、ワタシは決して回し者なんかじゃないのですが、辞書の類が好きなので、ついつい熱くなってしまいます。各見出し語の用例として様々なジャンルの文章から引用されているのですが、それがとにかく多岐にわたり、驚いてしまいました。巻末に「Quellenverzeichnis (出典一覧)」としてまとめられております。膨大なので、ほんの一部だけワタシの独断と偏見で選んで書き出しちゃいますね。ここでは作者名を挙げるだけで、すみませんっ この辞書の出典一覧は、もちろん作者名と本のタイトルが日本語とドイツ語で併記されておりました。この↓ 書き出し方、基準がなくてめちゃくちゃですが、個人のブログなのでお許しを~。


芥川龍之介、日本聖書協会の「聖書」、太宰治、軍縮用語辞典(日本語版)、遠藤周作、現代用語の基礎知識、原色昆虫図鑑(!)、星新一、井伏鱒二、池澤夏樹、井上靖、女性セブン(!)、永井荷風、開高健、川端康成、日本国憲法、「お嫁に行って困らない毎日の基本おかず400選(!)」、菊池寛、桐野夏生、北杜夫、小林多喜二、広辞苑、国木田独歩、松本清張、三島由紀夫、宮沢賢治、村上春樹、夏目漱石、野坂昭如、大江健三郎、森鴎外、大佛次郎、尾崎紅葉、幸田露伴、「コンサイス鳥名辞典」、志賀直哉、島崎藤村、「現代風俗系用語の基礎知識」、石川啄木、谷崎潤一郎、田山花袋、寺田寅彦、寺山修司、坪内逍遥、内田春菊、吉本ばなな、などなどなど…


 スゲー。大昔、中学や高校で習った「文学史」みたい。個人的には、「コンサイス鳥名辞典」が気になり、検索してしまいました → コチラ。あと、「原色昆虫図鑑」は、あまり見たくないような、怖いもの見たさで見たいような… 「お嫁に行って困らない」 素朴な疑問ですが、こういう発想って今のドイツの人は理解できるんでしょうか・・・?そういえば少し前に「einheiraten」 という言葉を知って驚きました。こういう発想って、向こうにもあるんだなぁって。

**************************

 おまけです。昨日、とある輸入食材屋さんで偶然見つけてゲット。ぬゎんと、400グラムのトブラローネ!羊のショーンもビックリでございます。画像じゃ大きさが分かりにくいかもしれませんが、羊がまたげる大きさと言えば、分かっていただけるかと。象が踏んでも壊れないアーム筆入れみたいな感じです(いや、違います)。

とにかく「しあわせ」なチョコ。えへへ。016.gif
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by Alichen6 | 2012-04-25 22:52 | ドイツ語 | Comments(5)

バタバタしてます =3=3=3=3


 皆様、東京地方は初夏を思わせる晴天。さっそく朝から洗濯機をブンブン回しています。少し前、洗濯機の脱水が壊れ、ウンともスンとも言わなくなってしまったのですが、ある日突然復活。今はなだめなだめ使っております。

 このところ、いろいろ忙しくて、なかなか更新できませんでした。その間に遊びに来てくださった方がいましたら、すみません。今夜あたり、また更新しようと思っております。もしご興味がおありでしたら、遊びにいらしてくださいませ。
by Alichen6 | 2012-04-24 09:12 | つぶやき | Comments(0)

 2年以上前の2009年11月、和独大辞典の第1巻が出たことはブログでも書いちゃいました。ぬゎんと、その大辞典が、我が家にやってきたのです。

  Hurra!!!  ばんざーい! 024.gif010.gif070.gif035.gif

詳しいサイトは → コチラ

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『和独大辞典』
Großes japanisch-deutsches Wörterbuch Band 1: A-I
Iudicium Verlag 
Herausgeber (編者):
Jürgen Stalph (ユルゲン・シュタルフ)
Irmela Hijiya-Kirschnereit (イルメラ・日地谷=キルシュネライト)
Wolfgang E. Schlecht (ヴォルフガング・E・シュレヒト)
Koji Ueda (上田浩二)

 ワタシ、辞書の類が実は好きでして、ネットオークションなどで古い辞書を見つけると、ついついポチってしまう癖があります。これまでも明治時代の辞書やら、ワイマール時代の百科事典やら、イロイロ手に入れては喜んでおりました。眺めると楽しいのです。言葉の定義だけでなく、イロイロなものが透けて見えてくるから。そしてこのたび、前から「いいな~」と思っていた和独大辞典をいただいてしまったのです(感涙)。昨夜は嬉しくて、ずっとパラパラめくって遊びました。

 仕事ではもちろん、電子辞書やオンライン辞書を使っております。とにかく速いから。特にスラングなどの意味を調べたり、外国語を調べたりする場合、ネットの辞書は本当に便利。一方で、紙の辞書も捨てがたい。辞書のもう1つの大きな楽しみ - ぱらぱらめくって(herumblättern) プチ発見をする - は、紙の辞書ならではの遊びですよね。用語を入力する仕組みの電子辞書やオンライン辞書では、これは無理。昔、授業中の退屈しのぎに辞書で遊んだっけ(←すみません)。その楽しみを久しぶりに思い出した夜でございました。

 今回のこの和独大辞典、日独の第一人者の方々がかかわっておられるだけあって、すっごぉぉーーーーーく濃いです。「明治時代から最新現代までの用語」を扱っているそうで、知らない日本語もたくさん(恥)。日本語ってこんなに奥深いんだーと思いました。何でも載ってます。

例:(見出し語はアルファベット表記で、その後日本語が表記されておりますが、この記事ではアルファベット表記は省略させておくんなまし。文法上の用語も省略させてください。用例もチョ~豊富なのですが、これも省略させてください。ううぅ、すみませんっ。定義がいかに面白いかをお見せしたかったので、主要な部分のみを書きました。)

アルバイト:(<dt. Arbeit) ①die Nebenbeschäftigung, der Job, dei Nebenarbeit, die Teilzeitarbeit ② die Aushilfe, die Teilzeitkraft ③die Arbeit, die (berufliche) Taetigkeit ④die wissenschaftliche Arbeit , die Studie, der Aufsatz

バツイチ:das Einmal-Geschieden-Sein: die (einmal) geschiedene Person, der <die> Geschiedene

ちくる:jdn. verraten, verpetzen

大学芋:frittierte Süßkartoffelschnitze mpl mit süßer Glasur u. Sesam m(in der ersten Hälfte des 20. Jhs. unter Studenten populäres Gericht), die (süßen) Studentenkartoffeln fpl.

ゲルピン:(<dt. Geld + engl. pinch) der Geldmangel, die knappe Kasse

ぐしゃっ (meist mit to と) Zerquetschen, Zerknautschen, Zermatschen od. Zerknuellen bzw. das dabei entstehende Geräusch

はにかみ:die Scham, die Verschämtheit, die Verlegenheit, die Scheu, die Schüchternheit

いけてる:toll, gut, cool, nicht schlecht; gut aussehend; interessant, faszinierend, wahnsinnig, (Ausruf) Wahnsinn! geil! auch:machbar, zu gebrauchen (seiend).

 …などなどなど。「アルバイト」や「ゲルピン」はドイツ語から派生した言葉ですよね。それをどう定義しているのかなーと興味深く読みました。余談ですが、日本語の「アルバイト」に③④の意味があるって知りませんでした…!ドイツ語本来の意味も「アルバイト」にはあったんですね。もっとも、今はもっぱら①②の意味で使われるような気がします。「はにかみ」なんて、いかにも日本的な言葉。ただ恥ずかしがるだけでなく、そこには困惑もあります。そのあたりも盛り込まれていて感心いたしました。そして「いけてる」。上では省略してしまったのですが、辞書の説明には「いけている」の短縮形との説明書きもちゃーんと書かれておりました。ただしこれは口語なので、「いけている」とは言いませんよね。だから見出し語も「い」を省いた形になっているのでした。ナットク。「ぐしゃっ」なんて擬態語(?)、意味は分かるけれどドイツ語で説明するなんて無理。嗚呼、日本語もドイツ語も難しい。

e0141754_18231280.jpg そのほかにも、「おお!」と思う言葉がたくさん。そして引用も豊富。これだけumfangreich な辞書を作るのは気が遠くなる作業の積み重ねなのだと思いました。背表紙に元気よく書かれた「大」が、それを物語っています^^ とにかくデカい・深い・広いの三拍子。これだけの規模とクオリティの辞書を作られた編者の方々に、心から敬意を表します。ドイツ語に興味がある方、ドイツ語でお仕事なさっている方、辞書好きな方などなどなど、皆様にオススメ。とってもとっても素敵な辞書です。



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by Alichen6 | 2012-04-14 18:23 | ドイツ語 | Comments(8)

 おはようございます。あいにくの天気となりました。花散らしの雨となりそうです。またまた首都圏限定の話で大変申し訳ないのですが、映画関連の催しを2つ、ご紹介させてください~~。

★その1

特別講義 ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー没後30周年 サイトは → コチラ

5月11日(金)
18:00-参考上映「マルタ」(116分)※デジタル上映
20:00-講義「ファスビンダーと結婚の風景」講師:渋谷哲也さん

5月12日(土)
16:30-参考上映「ローラ」(113分)※デジタル上映
18:30-講義「演劇・文学そして政治―ファスビンダーの様式性について」講師:渋谷哲也さん


★その2

EUフィルムデーズ2012 公式サイトは → コチラ

『在日欧州連合(EU)加盟国大使館・文化機関、駐日EU代表部および東京国立近代美術館フィルムセンターの共同開催により「2012年日・EUフレンドシップウィーク」の一環として開催される本映画祭は、ヨーロッパ映画の多彩さと質の高さを日本のみなさまに紹介するユニークな映画祭です。また、本年は福岡でも一部の作品が上映されます』(同サイトより引用しました)

ドイツの映画は 「ソウル・キッチン」
『ファティ・アキン監督が、生まれ育った都市ハンブルクに捧げた<郷土映画>。主人公ジノスはハンブルクの下町で大衆食堂「ソウル・キッチン」を営む。たちの悪い幼な馴染みによって幾度となく経営の危機に陥るが、ジノスは愛する店を守ろうと奮闘する。2009年ヴェネツィア国際映画祭審査員特別賞受賞の喜劇作品。
』 (同サイトより引用しました)

2012年05月30日 (水) 15:00
2012年05月31日 (木) 19:00

オーストリアの映画は 「カロと神様」
『 両親の離婚に心を痛める8歳の少女カロが無線機を通じて神様に悪態をつくと、意外にも返事が返ってくる。しかし、カロの前に姿を現したその「神様」は、みすぼらしい身なりの不審な男。それでも、両親の仲を元通りにしたいという彼女の願いを叶えようとする』 (同サイトより引用しました)

東京
2012年05月27日 (日) 17:00
2012年06月01日 (金) 15:00
福岡
2012年06月14日 (木) 14:00
2012年06月16日 (土) 11:00

 
EUのほうは、どちらの映画もチョ~おすすめ。ファスビンダー監督はとっても気になるので、2日のうちのどちらかに行こうと思っています。ファスビンダーの映画は見終わるとすっごく疲れるので(なぜかエネルギーを奪われる)、体力温存しとかなきゃ。


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by Alichen6 | 2012-04-11 10:34 | ドイツ映画 | Comments(0)

e0141754_21123528.jpg 『制服の処女』(1931) という、ヒジョ~に古い映画があります。タイトルだけ聞くとギョギョっとしますよね。レンタルビデオ屋さんで、カーテンに仕切られた奥のコーナーに置いているヤツじゃないかと。しかし違うのです。真面目な映画でございます。この作品を初めて見たのはかなり昔。その時は「ふーん」くらいにしか思わなかったのです。ところが先日の字幕翻訳セミナーでこの作品についてのお話を伺い、俄然興味がわいてきてしまいました。林文三郎さんとおっしゃる方が1930年代初頭、「嘆きの天使」とともにベルリンで字幕をつけたとのこと。当時もドイツ語から直接日本語訳をしていたんですね。ビックリです。(なぜ驚いたかといいますと、ドイツ映画界は当初から海外輸出を念頭に置き、必ず英語版を製作していたからです。当然、「制服の処女」も英語版から字幕がつけられたのだと思っていたものですから…)

 その字幕がどうしても見たくて、「古いVHSなら字幕も古いかも」と単純に考えたワタシは、ネットオークションでレンタル落ちの古いVHSを落札しちゃいました。ところが字幕は新しくつけられたものでして、ちょっぴりガックシいたしました。林文三郎さんのことは、また別の機会に調べたいと思います。

 その『制服の処女』の話に戻ります。なかなか興味深いので、ちょこっとご紹介させてください。

『Maedchen in Uniform』 (制服の処女) 1931年
監督:Leontine Sagan (レオンティーネ・サガン)
製作:Carl Froehlich (カール・フレーリッヒ)
Hertha Thiele(ヘルタ・ティーレ) マヌエラ役
Dorothea Wieck(ドロテア・ヴィーク) フォン・ベルンブルク先生役

<チョ~簡単なあらすじ>
 将校だった父を亡くした16歳のマヌエラは、厳しいしつけで有名な寄宿舎に送られます。パグ犬のような顔をした(失礼)院長は非常に厳格な人物で、プロイセンの伝統 - 規律と秩序を重んじ、質素で規則正しい生活を送ること - を守るべく生徒たちの行動に目を光らせておりました。マヌエラは友達には恵まれたものの、窮屈な寮生活にはなかなかなじめません。そんな息苦しい生活の中、若くて美しい教師フォン・ベルンブルク先生に生徒たちは憧れるのでした。もちろんマヌエラも先生に特別な感情を抱いておりました。
 年に1度の学芸会の日。アルコールの入ったパンチを口にしてしまったマヌエラは、酔った勢いで友人たちに秘密をばらしてしまいます。フォン・ベルンブルク先生から皆に内緒で下着をもらっていたのでした。こマヌエラの下着が破れているのを見かねた先生が自分の下着を渡していたのです。さらにマヌエラは、先生を愛していることを堂々と宣言してしまうのでした。
 学校は大騒ぎになります。マヌエラは謹慎処分となり、周囲と口をきくことを禁じられます。追い詰められたマヌエラは飛び降り自殺を図ろうとします。それでも厳格な態度を崩そうとしない院長に対して生徒たちの怒りが爆発。フォン・ベルンブルク先生も院長の冷たい対応に抗議します。その勢いに押された院長は、学院を去っていくのでした…。
 

 ま、ストーリーはそれほど複雑ではなく、“最後は正義が勝つ”的なもの。当時物議をかもしたのは、この映画のレズビアン的要素だったそうです。キャストも監督もオール女性。マヌエラや先生を演じた女優はとても美しく、銀幕によく映えます。非常に面白いのは、この映画が日本に入ってきた経緯。知る人ぞ知る映画輸入業者「川喜多長政」とその妻「川喜多かしこ」さんが新婚旅行でドイツへ行った際、ほとんど衝動買い状態で買い付けたそうです。かしこさんが直感で気に入ったとの話です。半信半疑で買い付けたところ、これが日本で大ヒット。そのことについて、淀長さんがあの名調子で解説したものが残っています → コチラ

 今回、あらためてこの映画をまじまじと眺めたのですが、それほどレズビアンって感じはしなかったのですが…。日本には宝塚の伝統もありますよね。ベルばらのオスカルも人気がありましたし。女性って、美しい女性に憧れますよね。別にレズじゃなくても、美しい女性が好きなのです。うちの娘は女子校に通っていたのですが、低学年が高学年の先輩に死ぬほど憧れてプレゼントを渡したり、体育祭の鉢巻きをもらって大事にしたりってよく聞きます。だから、女性の観客はこの映画も何の抵抗もなく受け入れたんじゃないかなーなんて思うんですけど。レズの映画って定義するほうが不自然に感じるのは私だけ?

 それより、権力で押さえつける教育法や旧態依然とした体制に女生徒たちがみんなで団結して立ち向かう、という姿を書いたことに意義があるような気がします。驚いた顔をして去っていくパグ院長の姿は印象的。製作されたのは、ナチ政権が成立する2年前の1931年。この映画はその後、ナチ政権によって上映禁止にされたとのことです。ドイツ語Wikiからの受け売りで恐縮ですが、上映禁止の理由はレズ的な描写というより、プロイセンの伝統である規律と秩序を否定したところにあるのではないかと。さもありなん。戦後の1947年、FSK によるレイティングが行われたそうですが、とくにR指定などはつかなかったそ~です。


 なお、YouTube で全編見られます。英文字幕入り。もしご興味がありましたら。



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by Alichen6 | 2012-04-09 15:03 | ドイツ映画 | Comments(12)

 だいぶ暖かくなってきましたね。東京では桜もかなり開いてきました。今日は美容院へ行ってきてしまいましたよ(あ、ほにゃく犬の場合はトリミングか?)。数年前からずっとお世話になっている美容院のお姉さんが産休に入ってしまったため、たまにはと思ってネットで調べて別の美容院にトライしてみました。

 それが~~008.gif いざ行ってみたら、いかにも若い人向けのお店。おばちゃんマダム系はいないし、美容師さんたちもみんな若い。使ってる日本語も私世代とはか~な~り~違う。出してくれる雑誌がどれもチョ~若向け。「大人っぽく見せる」みたいな記事ばかり。ワタシとしては、もう十分すぎるくらいオトナなので、若づくりしてほしいんですケド・・・^^; 待っている間、奥のほうから持ってきてくれた雑誌は「VERY」。女性なら分かると思いますが、「VERY(←30代を対象)」 がこの店では一番上だったんですよね。「STORY」 とか、「いきいき(爆)」は置いてナイ。ワタシってば、すっげー場違い感。 

***************************
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 とにかく無難に切ってもらい、そそくさと店を後にしました。前置きが長くなってしまったのですが、これから本題です。久しぶりに書店に寄って、「まいにちドイツ語」を手にとってみたら、アラ面白そう。4月から瀬川祐司さんの「ドイツ映画展望」というエッセイが始まる模様。ちなみに4月は「『菩提樹』から『サウンド・オブ・ミュージック』へ」。『菩提樹』もトラップファミリー物語なのです。面白そうなのでソク買いいたしました。これから毎月買おうっと。引っ張ったわりには、短い内容紹介でした・・・。スミマセン。なお、瀬川さんはドイツ映画研究では第一人者でいらっしゃる先生です。

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by Alichen6 | 2012-04-05 16:56 | ドイツ映画 | Comments(0)

ブログ6周年


 今日から4月。早っ つい最近、年が明けたと思ったのに、もう新学期。今年は寒いので、桜の花びらが舞い散る中での入学式とはいきませんでしたね。

 実は6年前の2006年4月に旧ブログを始めたのでありました。何日だったのか覚えていないのですが、4月の第1週でした。(実は気恥ずかしくなって、2,3年前に最初の日記を消してしまったのです・・・orz..)。最初は何か月か続けばいいかな~くらいの軽~い気持ちで始めたのでした。とにかくずっと家に引きこもり状態で、ママ友以外の方との接点が少なく、とにかくドイツつながり・映画つながり・ほにゃくつながりのお友達が欲しかったのです。恐る恐る始めてみたら、コレが大正解♪ たくさんお友達ができました。皆様、仲良くしてくださってホントにありがとうございます。私なんて比べ物にならないくらい経験豊富な方にいろいろ教えていただいたり、ドイツ在住の方からドイツの素敵なものを送っていただいたり、ドイツのお土産をいただいたり、耳より情報を教えていただいたり、目からウロコのお話を教えていただいたり、同業の方々と「ぴちぴち隊」を結成したり、プロの方から貴重なお話を聞かせていただいたり、シンポジウムなどの催しに忍び込ませていただいたり。(←「いただく」系に弱い) 細々とですが、ブログを続けてきてよかったと思っています。仕事の上で、皆様にどれだけ助けられたか・・・ ありがたや~ありがたや~

 ちなみにブログを始めた頃は、ワタシはまだ2歳でした。それが今じゃ、8歳!ええ、まだまだぴちぴちでございますとも。人間のありちゅんは、すっかり老けこんでおりますが、ワタシはまだまだ。いつのまにかトゲのある相棒も加わりました。ほにゃく犬は、噛みつかんばかりにガンガンいっちゃうセリフ担当、ほにゃくハリはトゲのある辛辣なセリフ担当でございます。さらに今、ほにゃくカメも修行中。内に閉じこもりがちな人間のセリフが得意に違いない。

 ドイツに関係することは、何にでも興味は尽きないのですが、最近凝っておりますのは、古い雑誌や本を眺めること^^; 日独どちらもオッケ~です。お茶をガブガブ、お菓子ポリポリしながら大昔のゴシップ記事(爆)や広告のコピー、映画評などを読むのが至福のひととき。これがやめられなくてねぇ…。エンタメ万歳! 

 ではでは皆さま、6年間も仲良くしてくださり、ホントにありがとうございます。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。ショボい日記が続くこともありますが、長い目で見てやってくださいませ。

「人間のありちゅんに代わって、ほにゃく犬のありちゅんがお礼を申し上げます。」
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「人間のありちゅんに代わって、ほにゃくハリのハリちゅんがお礼を申し上げます。」
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by Alichen6 | 2012-04-01 15:19 | つぶやき | Comments(25)