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by Alichen6
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 皆様、寒い日が続いていますがいかがお過ごしでしょうか? 実はこのところパソコンの調子が悪く、毎日「チッ」などと思いながら作業をしておりました。それがですね~ なかなか立ち上がらないんですよ、スイッチを入れても。ハードディスクはウンウンうなっているのに、画面は真っ暗だったりね。そしてとうとう昨日、使用中に「ブチっ」とブチ切れてしまいまして…orz.. サポートセンターに泣きつき、いろいろアドバイスをいただいて夜遅くまでいじりまくりました。今は小康状態です。疲れたー。

 気を取り直しまして、先日落札してウハウハしたという古い雑誌を1冊ずつご紹介させてください。雑誌というより新聞といった感じです。コチラは1902年5月13日号。

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雑誌『SIMPLICISSIMUs』。これ、小学館の独和大辞典にも載ってます:
シンプリチシムス、ズィンプリツィスィムス(1896-1944、1954-1967;ドイツの政治風刺雑誌)

 共同執筆者の1人は、裕福なユダヤ人家庭に生まれたトーマス・テオドア・ハイネという人物。もともとは文学や芸術のレビューを載せる雑誌だったそうですが、次第に風刺が中心となり、イラストと文章で世相などをチクリと批判する性格の雑誌となっていったそうです。このハイネさん、辛辣なエッセイやマンガを書いているうちにゲシュタポに睨まれるようになったとか。しばらくは友人宅に隠れていたそうですが、いよいよ危険が迫ってきたということで、偽造パスを使ってプラハへ。そしてさらに、ノルウェーに亡命します。

 上に載せたのは1902年に発行されたもの。1902年といえば日英同盟が締結された年。歴史の授業で出てきました~。その2年後に日露戦争が勃発しますよねー。この表紙絵のタイトルは『Der fliegende Gerichtsstand』。飛行船に載った裁判官たちが何やらインクをぶちまけています。フラッシュが反射してしまって見にくくなってしまってすみません。下に、『So lange große Gebiete des deutschen Reiches nur mittels dieses lenkbaren Luftschiffes von Berlin aus erreichbar sind, wird der Bundesrat niemals darauf verzichten.』…とあります。それがですねー、恥ずかしいことに、何がツボなのか私には分からないんですけど…。どなたか、この風刺が何を揶揄しているのか分かる方いらっしゃいますでしょうか?何の風刺なのかご教示いただければ幸いです。ううぅ、すみません。風刺は難しいです。

 ところで1902年の頃、すでにこんなに広告が満載だったんですねー。かの有名なヴァン・ホーテンのココアも載ってます。美味しくて溶けやすくて元気が出るって。向かって右のページの中央に、立派なカイゼル髭のオッサンが。Bartentwickler Blitzolin だって。これは「ヒゲ生え薬」と理解してよろしいのでしょうか?どちらかというと、「ヒゲ用育毛剤」かしら。ヒゲが薄い個所にこのブリッツオリンを塗ったらアラフシギ。たちまち立派なヒゲが生えてくるんだそうな。チューブ式だそうですぜ。カイゼル髭が当たり前の時代ですもん、ヒゲが薄い人は悩んだでしょうね…。ドイツというお国柄か、薬の宣伝が目につきます。カメラの宣伝もあるし、変わったところでは探偵とかも。
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 そして裏表紙。背が高くて細い紳士と、太っちょで背の低い紳士が歩いています。どちらも金持ちっぽい。バックには、煙突からもくもく煙が上がって空を真っ黒に染めている風景が描かれております。タイトルは「Aus Belgien」。『Der Himmel hat es glücklich geflügt, lieber Bruder im Herrn, dass die Arbeiter nicht so viel zu treffen haben wie wir, sonst hätten sie den Generalstreik länger ausgehalten.』なんとなく社会主義系のにおいがしますが、何を揶揄しているのか、ツボが見えず。ブラックなハズなのに、見えてこないっ 恐らくこの2人は資本家で、「労働者たちが我々のように頻繁に会わなくてよかった。頻繁に会われたら、ゼネストが長引いてただろうから云々」って会話ですが、なぜにベルギー?どこがツボ?情けない話ですが、この意味(何の風刺なのか)が分かる方、ご教示いただければ幸いです。
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 ところでこの SIMPLICISSIMUS 、ネット上で全て閲覧可能です → コチラ 第一次大戦前のドイツの雰囲気が伝わってきますです。ご興味がありましたら、クリックしてみてくださいませ~。

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by Alichen6 | 2012-01-31 09:32 | ドイツのこと | Comments(0)

ドイツのチョ~古い雑誌


 先日、ドイツの古い雑誌「DIE WOCHE」を日本のオークションサイトで落札して狂喜乱舞した話は書いてしまいました。古い雑誌にすっかりハマってしまった私。もっと色々読んでみたくなり、ドイツのオークションサイト eBay で5冊ほど落札しちゃいましたぜ。円高のお陰で、どれもお値段はリーズナブル。出品者さんがとても親切で、1冊おまけをつけてくれました。ヒデキ感激。ええ人や~。

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1902年5月13日号「Simplicissimus」
1912年1月4日号「Illustrierter Sport」
1916年1月23日号「Berliner Illustrirte Zeitung」
1916年9月24日号「Das Illustrierte Blatt」
1933年2月2日号「Berliner Hausfrau」
1937年10月21日号「Berliner Illustrirte Zeitung」

 1冊ずつ、後日ご紹介させてください~。すっごく面白いです!!

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by Alichen6 | 2012-01-28 22:17 | ドイツのお菓子 | Comments(0)

 寒い日が続きますが、皆様お元気でお過ごしでしょうか。それがですねぇ…。風邪をひいたらアカンと思ったワタシは、張り切って上等なマスクを購入しました。なんでも、99%くらいウィルスをカットする優れ物との話。おお、コレはいい!さすがのフィット感♪ と思ってさっそく装着して電車に飛び乗り、張り切って朝イチの作業へ向かいました。シミュレーション(またはプレビュー)と言いまして、レーザーで字幕をフィルムに焼きつける前の映像に仮の字幕をのっけてチェックする作業でございます。

 朝イチということで9時50分ごろ現地に到着。トイレで化粧直しでもすっかな、と思ってマスクを外したら…


マスクの跡が、くっきり。 こ、こ、こすっても、ハダを伸ばしても取れんっっっ

 ドラえもんのヒゲみたいに、ほっぺたに3本の筋 orz.... ま、まずいではないですか~

 …と、焦ったのが先週の話。このトシになると、2,3時間は跡が取れないんですよねぇ…。普通はコレで懲りてきついマスクは使わないものですが、そこは学ばないワタシ。またやっちまいました(汗) 一昨日、別のところへ仕事で行った際にトイレでマスクを外してまたまた真っ青。


   再び、 くっきり。  こ、こ、こすっても、伸ばしても、叩いても取れんっっっ


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 気を取り直して、ハーブティのご紹介をさせてくださいっ ドイツ語圏のハーブティ第2弾でございます。お正月明けに送っていただいた素敵なプレゼント。開けてワタシは狂喜乱舞っ 大好きなハーブティだ~~~
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 どれも飲んでみたくなり、全部開けて試してしまいました…。すっごくウマいです、コレ。中でも体の隅々まで沁み渡ったような気になれたお茶は、Wechseljahretee (更年期茶)。体が欲しているんだろーか。ざざっと成分を書いてみますね。なんともいえない香りがあって、すっごく美味しいのです。

Wechseljahretee(更年期茶):ムラサキツメクサ(25%)、ハゴロモグサ、メリッサ、ローズマリー、ブラックベリーの葉、レモンバーベナ、セイヨウノコギリソウ、ラベンダーの花。

Abendstimmung は直訳すると「夜の雰囲気」かしら。ルイボスティーにオレンジやレモンといったフルーツのエキスを加えてフルーティにしたお茶。これもすっごく美味しい。Landapfel (田舎のりんご?)はリンゴにハイビスカスやローズヒップなどを加えた、フルーティで酸っぱい系のお茶。Weihnachts-Fee (クリスマスの妖精)は、シナモンやチョウジといった、クリスマス系の香りが漂う、ドイツらしいハーブティ。ううぅ、どれもウマいです。そしてどれもビオ(有機栽培)。

 このSalus社のお茶、日本でも買えないかな~と思って検索したところ、つい最近までオンラインで買えたのですが、現在は扱ってないとのこと。ううぅ、残念!また販売が再開されるといいなー❤ Aさん、ありがとうございます。毎日楽しませていただいております。

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by Alichen6 | 2012-01-26 08:36 | ドイツの食べ物 | Comments(6)

 おはようございます。関東は昨夜から雪でした。気温が下がったので、うっすら積もった雪がガリガリ。ちょっと柔らかくなったところで、雪かきしなきゃです。

 ところで。 ワタシ、ここ2~3年ハーブティにハマっておりまして、いろいろ試しては1人悦に入っております。ハマりはじめたきっかけは、カ●ディで見つけた Sonnentor 社のアドベンツ・カレンダー式ハーブティでした。12月1日から毎日1コずつ日替わりで違うお茶を飲むってヤツ。これがウマくて気に入ってしまいましてねぇ。その Sonnentor 社が昨年の秋に専門店を出したことを知り、先日買いに行っちゃった次第です。

Sonnentor (ゾネントア)→ コチラ 
(オンラインショップもあるでよ。オーストリア人もびっくり(爆)← スミマセン、昭和なギャグを…)



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         (↑ 左が「Dankeschoen」、右が7種類のアソート。)
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         (↑ 7種類のお茶です。イロイロあって楽しい)

 オーストリアの会社なので、地元の人は「ソンネントア」って発音しそう。日本では一応、「ゾネントア」と表記するそうです。すっごくたくさん種類があって、どれがいいか迷いました。昨年末、サンプルとしていただいていた「サンキューティ(Dankeschoen)」というのが美味しかったので、迷わずソレを購入。あとは7種類が入っているアソートタイプも買いました。さっそく一通り試しましたが、どれもウマいです。

 「Dankeschoen」茶には有機レモンバーム、有機ローズマリー、有機セージ、有機ヒソップ、有機ラベンダー、有機ローズ、有機クローバー、有機コーンフラワーが入っています。ローズマリーとラベンダーの香りがかなりします。でも、クセがなくて飲み易いです。

 7種類のほうは、とにかくイロイロ。アソートにもいろいろ組み合わせがあり、どれがいいか分からなかったので、店員さんに好みを伝えて選んでもらいました。ほかにもホントにたくさん種類があります。しかも、流行りのビオ(有機栽培)。パッケージも夢があってとてもカワイイです。

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by Alichen6 | 2012-01-24 08:42 | ドイツの食べ物 | Comments(6)

 皆様、今日の東京はすっごく寒いです。しんしんと底冷え。fashy の湯たんぽで乗り切ろうとしている今日この頃です。昨夜はドイツ文化センターで楽しい1夜を過ごしてしまいまぴた。ぬゎんと、レセプションつき!もちろん一般のお客様もです。600円で映画を観られ、監督のお話を伺い、その後にドイツビールやドイツパン、ドイツのソーセージが食べられるなんて、もう夢のような企画。午前様になる前に帰宅しましたが(でも、ギリギリ。もう少しでカボチャに戻るところでした。って、ワタシがカボチャに戻ってどうするって話ですが)、久しぶりに遅くまで楽しんでしまいました。



 あの~ その~ またまたぐ~ちゃんの写真を載せちゃってよろしいでしょうか?え?いい? むしろ見たい? すみませんねぇ…。んじゃ、せっかくですから載せちゃいますっ

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↑ この写真だと分かりにくいのですが、お正月太りした模様。ハリネズミって丸まるものなのに、腹が邪魔で丸まれない…。敵が来たら、ど~すんだ?!
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↑ コレは別の日に撮ったものですが、後ろ姿がキュ~トなので載せさせてくださいっ シッポがカワイイのです。あと、地肌がピンク♪  

 あの~ その~ ぐ~ちゃんばかり載せると、ワンコのありちゅんが僻むので、載せさせてくださいっ実際に字幕ほにゃくをやってるのは、このほにゃく犬なので… ご苦労様~❤ 
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by Alichen6 | 2012-01-20 17:19 | つぶやき | Comments(8)

ドイツ映画特集2012


 毎日バタバタバタバタ=3=3=3 しているうちに、いつのまにか当日になってしまいました。ドイツ映画特集2012。関東の方しかご覧になれず、すみませんっ でも、もし今日お時間がぽっと空いて映画でも見てみようかな~なんて思われたら、ドイツ文化センターへ Go! 客席に ほにゃく犬 がいましたら、それがワタシでございますので、お声をかけてくださいませ。犬種はダックスですが、気分によってはハリネズミの着ぐるみを着ているかもしれません。トゲトゲしたかぶり物をかぶった犬がおりましたら、それもワタシでございます。決して刺しませんから、お声をかけてくださいませ。

 なんか、バタバタバタバタ=3=3=3 しちゃいまして(←しつこい)、HPと予告編を載せるだけなのですが、チラ見してみてくださいね。

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『HOTEL LUX (ホテル・ルックス)』 HPは → コチラ



共産ネタ満載の、大人のコメディ。個人的には、これが一番オススメですっ 主役のミヒャエル・ブリー・ヘルビヒって日本ではあまり知られていないのですが(知る人ぞ知る「荒野のマニト」のお兄さん)
、芸達者です。ユルゲン・フォーゲルもいい味出してます。

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『WUNDERKINDER(若き天才音楽家たち)』 HPは → コチラ



神童役に、本物の神童を使っています。本物だけあって、バイオリンの演奏シーンが素敵。余談ですが、「Kommissar REX」や「Alarm fuer Cobra 11」にも出ていて、日本でも密かなファンが多そうなGedeon Burkhard (ゲデオン・ブルクハルト)もユダヤ人のお父さん役で好演。日本ではなぜか「ギデオン」と表記されていますが、原語を聞くと「ゲデオン」と聞こえます。変わった名前ですよね。

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『HALT AUF FREIER STRECKE(どうする、人生まっただ中) HPは → コチラ



アンドレアス・ドレーゼン監督の最新作。死期を宣告された父と、それを支える家族の苦悩を淡々と描く良作。

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『ALMANYA (アルマニア ドイツへようこそ)』 HPは → コチラ



戦後西ドイツの経済発展(経済の奇跡、Wirtschaftswunder) を支えたトルコ人労働者たち。初めてドイツを訪れたトルコ人夫婦の奮闘ぶり&混乱を楽しく描いたコメディ。

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by Alichen6 | 2012-01-19 09:44 | ドイツ映画 | Comments(4)

古い週刊誌 『DIE WOCHE』


 またまた古いモノをお見せしちゃいます。ワタシ、こういうものが好きで、ネットの古書店徘徊がやめられなくてねぇ… ずびばぜん、皆様ご興味がおありかどうか分からないのですが、ご紹介させてください。1944年まで毎週発行されていた週刊誌、『DIE WOCHE』1930年9号、11号、21号、29号、そして1935年8号です。
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『DIE WOCHE』とは? → 1899年~1944年まで Scherl 社によって発行された週刊誌。19世紀末から20世紀初頭にかけて、こうした写真満載の大衆誌がさかんに刊行されたそうです。その背景には、写真技術の進歩(雑誌への掲載が可能になった)、印刷技術の向上(専門的なことは分からないのですが、活字を組む技術も向上したとか)、安い紙の開発(庶民でも買える低価格の実現)などが挙げられるそうです。もっとも売れていたのは、『Berliner Illustrierte Zeitung、BIZ』。この 『DIE WOCHE』 は、BIZ にはかなわなかったようです。1916年には、アルフレート・フーゲンベルクのコンツェルンの傘下に入ります。実業家のフーゲンベルクと言えば、33年のヒトラー政権成立で大臣として入閣した人物。確か、映画会社Ufa も傘下に収めています。

↓ クノールの宣伝がシュール。「卵入りマカロニ“コケコッコ”」と「雄鶏スパゲッティ」。マカロニに卵が練り込んであるのは理解できますが、スパゲッティの麺のどこに雄鶏を…? ネーミングセンスも素敵。「キケリキー(コケコッコ)ですぜ。
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↓ 1930年代のモード。なんか、銀幕スターの服装みたいで素敵。これが載ったのは1930年の春。ウォール街の株価急落に端を発する世界恐慌の翌年なのですが、まだドイツには波及していなかった模様。
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↓ 大衆誌ということで、と~ぜん映画の話題も。かの「嘆きの天使」が公開される直前に、映画のシーンが紹介されていました。マレーネ・ディートリヒも脚光を浴びる前。こうして見てみると、ホント初々しい。
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↓ こちらは1935年8号の巻頭グラビア。自動車の展示会を視察するヒトラーが映っています。が、まだ開戦前だからか、それほどナチを全面に押し出した作りにはなっていませんでした。(余談ですが、最高指導者の視察って、どの独裁者も考えるコトなんですね…。つい最近亡くなった某国の指導者も、よく「視察」していたような…)
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なお、1935年にロゴを一新したそうです。上がビフォー、下がアフター。1935年といえばナチが政権についた2年後。世相も変わってきたのでしょうね。
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 古い雑誌って、当時の世相がダイレクトに伝わってきて、チョ~面白い。クセになりそうです。今回入手できたのは、1930年と1935年のものだけだったので、別の年代の号も読んでみたいです。そして最も売れたグラビア週刊誌、BIZ も是非どこかで読んでみたいなぁ…。

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by Alichen6 | 2012-01-15 13:30 | ドイツのモノ | Comments(0)

Dr.Oetker の宣伝が~


e0141754_13522834.gif 昨日の雑誌の続きです。1925年に出された雑誌をぱらぱらとめくっていたら、懐かしの文字が目に留まりました。Dr. Oetker の Backin! (右下のヤツです。トレードマークは今と同じ!)

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なつかし~。1925年にはウィーンでも売られていたんですね。お菓子の町ですもん、当然と言えば当然でしょうが。アウグスト・エトカー博士が作って売り出したベーキングパウダー Backin。以前、旧ブログで Dr.Oetker について簡単に調べてしまったので、また手っ取り早くコピペしちゃいます。同じ記事を何度もスミマセン。

*************(以下、古い日記から引用・加筆いたします)**********

昔、自宅でケーキを焼くには Apotheke (薬局)でHirschhornsalz (鹿角塩、ろっかくえん。動物の角や皮から取った成分だそーで、「ふくらし粉」として一般的だったとか。ただし、ふんわりとした繊細なケーキには向かないそうです。)を買う必要があったそうです。なんでも屋さんのTante Emma Laden とかでは売ってなかったんでしょうかね。父親がパン屋さんだった薬剤師 Dr. August Oetker は、ふんわりふくらんだ柔らかいケーキを焼く手間、大変さをよく見て知っていたとのこと。薬局を経営するかたわら、薬局裏に構えた秘密の実験室で上質のベーキングパウダーの開発に取り組んだそうです。

エトカー博士が考える理想のベーキングパウダーとは:
・生地を軽く、ふっくらさせる
・長持ちする(当時の鹿角塩は、すぐ変質してアンモニア臭がしたそうな。)
・味がしない(ケーキの味を損ねないものが、なかなかなかったとか。)

e0141754_1351832.gif 研究に研究を重ね、彼はとうとう1893年に「理想のベーキングパウダー」の開発に成功。さらに、一般家庭が作る標準的な量(小麦粉500グラム!)にピッタリの量を小分けに包装して売り出したとのこと。商品名はBackin。いまだにドイツのベーキングパウダーって小袋サイズですもんね。当時から変わらないのかしら。日本では缶に入っているのとかがメジャーですが。
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その後、Vanilinzucker(合成バニラ香料の入った砂糖です♪バニラビーンズの代わりに使用。)、Puddingpulver(プディングの素)を開発して販売したそうです。これらの製品は、すでに100年以上の歴史を誇るものだったんですね。

*********************************

 余談ですが、この雑誌の広告欄を見てると時代が透けて見えて面白い…。女性の服装関係(毛皮のコートとか、フェルトの帽子とか、ドレスとか)の宣伝が目立ちます。分割払いOKとかも。1925年頃のウィーンって、どんなだったんでしょう。ドイツでナチが政権を掌握する8年ほど前。第一次大戦終了から7年。世界恐慌もまだでしたし、つかの間の平和な時期だったのでしょうか。

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by Alichen6 | 2012-01-12 14:31 | ドイツのモノ | Comments(0)

 これまた少し前の話ですが、たまたま検索して発見してしまった古雑誌。面白そうなので、1冊だけ買ってしまいました。1925年にウィーンで発行された週刊誌です。それがですね~ 内容も面白いのですが、これを発行していたジャーナリストの人生が興味を引くのです。

         ↓ 表紙と裏表紙
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 発行者はユダヤ系のジャーナリスト&作家、Hugo Bettauer (フーゴ・ベッタウアー)。この人の人生が凄まじい。1872年にウィーンで生まれ、ユダヤ教からプロテスタントに改宗、その後アメリカへ渡ってニューヨークの新聞社に勤めます。その後ベルリン、ミュンヘンなどを転々とし、ウィーンへ戻って本や雑誌を発行。クリミ(推理小説)が得意で、人気を博したそうです。1922年に出版された小説『Stadt ohne Juden』(ユダヤ人のいない町)は、その後のユダヤ人の運命を予言するかのような内容だったとか。1924年には週刊誌『Er und Sie. Wochenschrift für Lebenskultur und Erotik』を発刊。これが翌年、『Bettauers Wochenschrift』に改題されるんだそ~です。これはウィキからの引用で恐縮ですが、彼が熱心に書いたテーマとは、離婚の権利、中絶の自由、女性の自立、性の解放などなどなど、極めて現代的で進歩的な内容。教会や保守勢力が眉をひそめそう…。特に物議をかもしたのが“エロ”の部分だったそうでして… だって雑誌のタイトルにも掲げてるくらいですから。そして1925年。出版社に押し入った若者に銃で撃たれ、その傷が元で亡くなりました。その若者はナチ党員だったそうで、裁判では“責任能力なし”のために無罪、治療のために入れられた施設も、その後“問題なし”ということで退院しているそ~です。

 私が買ったこの雑誌、1925年43号なので、恐らく秋に出されたものですよね。ベッタウアーが殺されたのが3月ですので、彼の死後に発行されたものです。この雑誌は27年まで続きますので。ぱらぱらめくってみましたが、軽い読み物が多いような気がします。それほど目くじらを立てるほどでも…。もっとも、彼の跡を引き継いだ記者(実の息子もその中の1人)は、無難な記事にとどめた可能性はありますよね。面白いと思ったのは、ウィーンの裁判に関する論評。あまり美しくなく、法廷での態度もイマイチの女性が、金髪碧眼スマートな青年を殺してしまったという事件の裁判について。論評で「もし、彼女がもっと美しかったら、そして男性が太っちょで髪も金髪じゃなければ、量刑はもっと軽かったはず云々」と書いてあるのです…。ナルホド。そういうことってあったんでしょうね、残念ながら。

シュピーゲル誌でもベッタウアーを取り上げたことがあったようです → コチラ

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by Alichen6 | 2012-01-11 10:41 | ドイツのモノ | Comments(0)

 皆様、おはようございます。朝晩冷えますが、お風邪などひいていらっしゃいませんか?ワタシはひいてます、ズルズル。11月半ばからずっとバタバタバタバタ=3=3=3 していたのですが、ようやく峠を越えました。ワタシ的にはウハウハ状態で一生懸命頑張ったつもりだったのですが、しばらく経ってから自分の訳をチェックすると、アラがボロボロと…orz... その時点では、「もう、これ以上は無理っ」ってくらい何度も推敲を重ねたつもりだったのですが、「つもり」なだけだったんですねー 時間を置いて見直すとボロボロです。あ~カナシイ。

 気を取り直しまして、少しずつブログの更新を始めたいと思います。と言っても、いつもどおりネタの80%は食べ物、10%が映画、そして残りの10%がその他という状態です。スミマセン。

 昨年の夏、ネットの古本屋さんめぐりに凝ってしまって、いろいろ古本を買ってしまった件は先日書きました。古い雑誌とか、本とか。その中の1つが、1983年に開催されたドイツ映画祭のパンフ。1959年に開催された映画祭のパンフについては、既にブログで書いてしまいました → コチラ これから下にご紹介しちゃうのは、1983年のほうです。フラッシュが反射してしまってすみません。

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(1983年4月9日~4月22日@渋谷東急名画座、5月14日~5月27日@大阪・梅田ロキシー)
    
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(向こうのオリジナルポスターもたくさん掲載されていて、とっても素敵なパンフレットです♪)

 さてさて、気になる上映ラインナップは…

『DER STAND DER DINGE]』(邦題:ことの次第)
 ヴィム・ヴェンダース監督
『FITZCARRALDO』(フィッツカラルド)
 ヴェルナー・ヘルツォーク監督
『DEUTSCHLAND BLEICHE MUTTER』(ドイツの青ざめた母)
 ヘルマ・サンダース=ブラームス監督
『DIE SEHNSUCHT DER VERONIKA VOSS』(ヴェロニカ・フォスのあこがれ)
 ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー監督
『JEDE MENGE KOHLE』(お金がいっぱい)
 アドルフ・ヴィンケルマン監督
『MOZART』(モーツァルト)
 クラウス・クルシュナー監督
『ENGEL AUS EISEN』(鉄の天使)
 トーマス・ブラッシュ監督
『TAG DER IDIOTEN』(愚か者の日)
 ヴェルナー・シュレーダー監督
『DIE WEISSE ROSE』(白バラ)
 ミヒャエル・フェアフェーフェン監督
『STERN OHNE HIMMEL』(空のない星)
 オトカー・ルンツェ監督
『FEUER UND SCHWERT』(トリスタンとイゾルデ)
 フェイ・フォン・フュルステンベルク監督

★来日した監督…ヴィム・ヴェンダース監督、ヴェルナー・ヘルツォーク監督、ヘルマ・サンダース=ブラームス監督

 すごっ 豪華…! ちょっとマニアックですが、モロ、「ニュージャーマンシネマ」。来日ゲストも豪華ですよね。凄いな~ 83年といえば、ファスビンダー監督が急逝した翌年。色々な意味で、ドイツ映画界が「ニュージャーマンシネマ」からさらに変わりつつある時代だったのだと思います。今、このラインナップで上映してくれたら、ワタシは間違いなく毎日足を運びます!!

 ところでこのパンフレットには、ドイツ映画界ではとっても有名な方が2人、寄稿されていました。岩渕達治さんと、故岡枝慎二さん。岩渕さんはドイツ映画界では神様のような存在ですし、故岡枝さんは、ドイツ映画の字幕では第一人者だった方。古いドイツ映画の字幕をリライトすることがたま~にありますが(DVD化などの時に)、岡枝さんの字幕を拝見すると、その語彙の幅広さ、奥深さに脱帽いたします。岡枝さんは、ドイツ映画翻訳の苦労話なども書いておられました。私ごときがそれに対して感想を申し上げるなんて本当に恐れ多いのですが、「おお!」と心から共感してしまったのでした。

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by Alichen6 | 2012-01-10 10:57 | ドイツ映画 | Comments(2)