ほにゃく犬の字幕ほにゃく日記 deutschali.exblog.jp

好きなリンク先を入れてください

日本にいながらドイツする♪  ドイツ・ドイツ語・ドイツ映画を愛してやまない下っ端字幕ほにゃく犬「ありちゅん」が字幕ほにゃく見習い眉毛犬「Milka」と一緒に書く日記


by Alichen6
プロフィールを見る
画像一覧
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30

<   2010年 02月 ( 8 )   > この月の画像一覧


方伯・宮中伯・辺境伯


 先日、ちょこっとだけ書いた「方伯・辺境伯・宮中伯」。詳しい内容が知りたいな~と思いつつ、家にある本をざざっと見ても、載っていないのです。ちぇっ 仕方なく、安易ではありますが、またまたウィキから引用しちゃおうと思います。横着しちゃってスミマセン。しかもウィキって便利だけど、お仕事では引用できないのです。まだまだ信用度が低いので。いい記事も多いと思うのですが・・・。個人のブログならいいよねっ でも、違うところがありましたら、こっそり教えてね♪ では、ウィキの「方伯」「宮中伯」「辺境伯」からそれぞれ引用いたします:


方伯:
『多くの場合神聖ローマ帝国もしくはかつてのその領域にできた諸国家で、「伯爵」の代わりに、神聖ローマ帝国皇帝に封建的な義務を直接負っていた者に使用された称号。その支配領域は公爵・司教・宮中伯のような中間の権力の言いなりにならずに、時々大きく拡大された。低ロタリンギアに対して1086年以降使用されたという最初の記録以降、この称号は神聖ローマ帝国の時代を通じて生き延びた。方伯は通常主権を行使した。方伯の意思決定力は公爵のそれに相当した。』

宮中伯:
『宮中伯(きゅうちゅうはく、独:Pfalzgraf)は、中世ドイツの爵位の一つ。ファルツ伯(プファルツ伯)とも呼ばれ、神聖ローマ帝国における「宮廷の書記」という意味であり、今日では「大臣」に相当するものと解釈される。宮廷伯、帝領伯、王領伯、王領地伯とも訳される。

いわば神聖ローマ皇帝の側近で、通常は宮廷に10人前後の宮中伯がおり、それぞれ担当する部署において政務を処理した。しかし、やがて地方において諸侯が台頭し、帝国が分裂状態になると、皇帝により諸侯を監視、あるいは諸侯の力を抑えるために各地に宮中伯が派遣されるが、そのほとんどが諸侯との争いの中で没落した。

唯一、ライン宮中伯だけは任地のライン地方に土着し、自ら諸侯化することで存続した。そのため、「宮中伯」というと固有名詞的にライン宮中伯を指すようになった。1356年の「金印勅書」によってライン宮中伯は選帝侯となったため、「ファルツ選帝侯(宮中選帝侯)」と通称される。』

辺境伯:
『元来はフランク王国が、国境付近に防備の必要上置いた軍事地区(マルク(Mark):辺境地区、辺境伯領)の指揮官として設けられた地方長官の名称である。異民族と接しているため、他の地方長官よりも広大な領域と大きな権限が与えられており、一般の地方長官である伯(Graf, count)よりも高い地位にある役職とみなされていた。』
『時代が下ると、この称号の保有者は、Fürst[1]とほぼ同格、時にはHerzog[2]にも匹敵する世襲の封建諸侯に転化し、諸侯の爵位称号の一種となる。フランスなどドイツ地方以外の諸国では伯のうち実力のあるものが伯よりも格式の高い称号としてMarkgrafを起源とするmarquisを名乗るようになり、この称号は公と伯の中間にある爵位とみなされるようになった。日本語では侯爵と訳されている。

一方ドイツでは、オーストリアやブランデンブルクの辺境伯は辺境地方において勢力を拡大し、有力な領邦君主に成長するに至った。オーストリア辺境伯領はオーストリア大公国の前身となり、ブランデンブルク辺境伯領は選帝侯となったのちにプロイセン公国と同君連合してプロイセン王国となる。』(以上、引用終わり)

**********************************

 話は変わりますが、ドイツ好きつながりの方からいただきました♪ わざわざ郵送してくださったのです。バイエルンなキューピーのストラップ。めっちゃカワイイのだ。このまま靴をパチパチやって踊ってくれそう♪

e0141754_23361865.jpg


 ほにゃくつながりの方からお菓子もいただいてしまったワタシ。皆様のご親切で生きております・・・♪ ブレッツェルのゴディバチョコがけ。カワイイ&美味しかったです。中に本物のブレッツェル(塩つき)が入っておりました。塩チョコって向こうでも流行っているんですね。4個並べるとクローバーになっちゃったりして。
e0141754_23384998.jpg

e0141754_2339884.jpg

e0141754_23392343.jpg


          皆様、ありがとうございますぅぅぅぅぅ~010.gif

しっかしパシュート惜しかった! 最後の驚異的な追い上げ、やっぱりゲルマンパワーですな。
by Alichen6 | 2010-02-28 23:40 | ドイツのこと | Comments(4)

雑誌!


娘が「情報(パソコンを習うのです)」の授業で作成した画像です。架空の雑誌の表紙を作りましょうという課題だったそうです。ドイツかぶれの母親のためにドイツドイツした雑誌を作ってくれました♪ 写っているブツは私の私物でございます~。

e0141754_20342263.jpg

by Alichen6 | 2010-02-27 23:53 | ドイツのこと | Comments(12)

 備忘録を兼ねて、ドイツの Adelstitel をざざっと書きだしてみました。参考にしましたのは、例によって Wiki 。 最近げげっと思いましたのは、Baronin。「男爵夫人」と思いきや、そうではなかったのです。公爵家に嫁いだ Baronin は、結婚後も Baronin という爵位で呼ばれるという例が出てきました。となると、「公爵夫人」でありながら「女男爵」なワケであります。ヨーロッパの爵位って複雑。ドイツではなくフランスの例ですが、あの「ベルばら」でも出てきました。バスチーユで市民の側につくことを決意したオスカルが「今、私はラ・コンテス(女伯爵)の称号と伯爵領を捨てよう」とか言って、勲章をブチブチっと外しちゃうシーン。当時小学生だったワタシはシビれましたでございます。よく考えてみますと、彼女はドイツでいう Gräfin だったのでしょうが、伯爵夫人だったわけではなく、女伯爵だったワケですね。

 毎度ウィキからの引用で恐縮ですが、下のように書かれておりました。(以下、ウィキの「爵位」より引用いたします):
『欧州の爵位に共通しているのは「爵位」という名誉は何らかの貴族の家系そのものに対して与えられているのではなく大本の爵位(官職)が担当する行政区域(公爵領、侯爵領、伯爵領など)に対して与えられているもので、爵位の保持とは言い換えればこうした領域の保持の事という点である。』(以上、引用終わり)

 …ナルホド。家柄に与えられているわけではないのですね。だから、ある家が複数の爵位を保持しているのも珍しくないんだとか。このあたり、目からウロコでございます。

 早速、ドイツの例を書き出してみました。中世以降、神聖ローマ帝国という枠組みの中で大中小の国々が乱立したドイツ。呼び名もイロイロありますな~。

******************************************

Kaiser(皇帝): (kaiserliche) Majestät (皇帝陛下)
Kaiserin (女帝、皇后):

 面と向かって呼ぶときは、「Eure Majestät、英語でいう Your Majesty になりますね。本人がいないところで「陛下が云々」と言うときは、男性の皇帝なら「seine Majestät」、皇后や女帝なら「ihre Majestät」となってます。

König(国王):(königliche) Majestät (国王陛下)
Königin(女王、王妃)

 これも、「女王」と「王妃」では意味合いが違いますよね。なお、「女王陛下」には違和感を覚えないのですが、「王妃陛下」って変じゃないですか?でも、検索してみましたところ、外務省の記事で「王妃陛下」という呼称を使っている例を見つけました。ですので、実は仕事で使ってみたことがあるのですが、はたして正しかったのか今も少しモヤモヤしております。

Erzherzog(大公、オーストリアで使用):kaiserliche und königliche Hoheit (大公殿下)
Erzherzogin(大公妃)

 ちなみに、これはハプスブルク家の皇子の称号なんだそうです。ハンガリー二重帝国の関係で、kaiserlich と königlich を併記するんだろ~か。

Großherzog(大公、旧ドイツで使用): königliche Hoheit (大公殿下)
Großherzogin (大公妃)

 König と Herzog の間の爵位なんだそ~です。

Kurfürst (選帝侯):königliche Hoheit (日本語の訳は???)
Kurfürstin(選帝侯夫人)

 世界史に出てきたアレですな。神聖ローマ帝国の皇帝を選ぶ資格を有していた人たちですね。女性選帝侯っていたのかなぁ?そのあたり、無知で分かりません。スミマセン。なお、Wiki やその他の説明によると、これはどちらかというと資格を表す称号であり、選帝侯はそれぞれ別に König (国王)や Herzog(公爵)や Markgraf (辺境伯)や Erzbischof (大司教)といった爵位を有していたとのこと。この表に載せるべき称号じゃないのかも。

Herzog (公爵): königliche Hoheit (日本語での呼びかけ方は不明。公爵様?)
Herzogin (女公爵、公爵夫人)


Landgraf (方伯): (königliche) Hoheit
Landgräfin (女方伯、方伯夫人)


Pfalzgraf (宮中伯):Hoheit
Pfalzgräfin (女宮中伯、宮中伯夫人)

 ライン地方では、王位が空席になると、この宮中伯が Reichsvikar(摂政) を務めるんだそ~な。Duden では、宮中における王の代理を務める者とあります。よ~分からん。

Markgraf (辺境伯):Hoheit
Markgräfin (女辺境伯、辺境伯夫人)

 そ~いや、これも世界史で出てきました。「ブランデンブルク辺境伯」ってヤツ。これだったんですね。Wiki によりますと、このブランデンブルク辺境伯のように Kurwürde (選定権)を有する者もいれば、それほど地位の高くない人もおり、一口に辺境伯と言ってもその地位の重みはイロイロだとのこと。

Fürst (侯爵):Hoheit
Fürstin (女侯爵、侯爵夫人)


Graf (伯爵):Erlaucht
Gräfin (女伯爵、伯爵夫人)


Freiherr、Baron (男爵):Hochgeboren
Freifrau, Baronin (女男爵、男爵夫人)


この下にも Ritter (ナイト)とかイロイロあるらしいのですが、複雑になってしまいますので割愛させてください。なお、ドイツには子爵に当たる爵位はないんですね。国によっても違いがあり、ややこしいったらありゃしない。ブツブツブツ… 私自身、よく分かっていないところがありますので、よい子の皆さんは鵜呑みにしないようにしましょう。間違っているところがあったら、こっそり教えてねっ
by Alichen6 | 2010-02-25 12:24 | ドイツのこと | Comments(16)

Adelstitel (爵位)


 たま~にコスチューム系の映画を訳すことがあります。「ベルばら」や「オル窓」にハマった私ですので、コルセットできゅっと絞ったウェストや盛り髪を見るだけで「きゅん」となります。が、きゅんとしてる場合じゃない。爵位(●●爵)やら、呼び方(陛下とか殿下とか)やら、敬語やらがヒジョ~に難しいんです…。貴族ものの小説や漫画をたくさん読んでおくべきなのでしょうが、私の知識といえば池田理代子さんのマンガのみ。ヒジョ~に浅いのです。

 この際、きちんと爵位について調べておこうと思ってネットで検索してみました。すると「Adelstitel 仲介します」的なサイトがたくさんヒットしてビックリ。現代のドイツでは貴族制度は廃止されたと聞いていますが、かつての貴族は名前に「グラーフ・フォン~」みたいな称号をつけるのを許されている模様。「世知辛い世の中、勝ち組になるために爵位をゲットしよう!」といった広告を見ると、なんとな~く興ざめです。見栄で爵位を手にしようとする人もあれば、お金のために爵位を売る人もいるということでしょうか。世も末じゃ~。結婚や養子縁組によってこうした称号を手に入れることが可能だそうで、それを斡旋する業者もあるみたい…。 たとえばこのサイト → コチラ

 「本物」「安心」「秘密厳守」。ドイツ人ってそれほど見栄を張る国民性じゃないと思うのですが、やっぱりこういった爵位にこだわる人っているんですね。

 自分の備忘録として、後日、ドイツの爵位と呼び方、日本語訳を書きだそうと思います。
by Alichen6 | 2010-02-24 09:25 | ドイツのこと | Comments(3)

出雲大社のおみくじ


 お世話になった方からいただきました。出雲大社のおみくじとお守り。さっそく、おみくじをぴりぴり破って開けてみますと…

**************************************************************

訓:日々その業を勤め、神の恩恵と祖先の恩恵を知り感謝するものは、必ず富貴たる事を得る。

運勢:本年は、次第に順調になり志望も成り結ばれる年であるが、とかく家族のために苦労がある。また思わぬ出費もあるが、末になる程よくなる。

**************************************************************

当たりすぎていて驚きました…。が、「末になる程よくなる」に元気をもらった次第です。 

 あまりにも的確だった&よい内容だったため、なんだか恐れ多くなってしまったワタシ。私のために引いてくださったおみくじですが、ぬか喜びしてOKなのかな?と思い、出雲大社に電話して問い合わせてみました。私もよくやるよな~。大社側のお返事は、

「おみくじは、ご本人のところに到達して開けたときの運勢ですから、他の方が引いたものでも、日数が経ったものでも大丈夫ですよ」

…とのこと058.gif Yさん、本当にありがとうございました~~~040.gif
e0141754_1130785.jpg

by Alichen6 | 2010-02-23 11:23 | つぶやき | Comments(4)

オランダの猫舌チョコ


 2~3週間前にたまたま見つけた猫舌チョコ。オランダ製でございます。確か298円くらいの激安品でした。オランダ語だと、カッツェンツンゲン(ラングドシャ)が…

         かってんとんげん

…となるんですね。オランダ語の、このゆる~い感じが好き♪
e0141754_23565717.jpg

by Alichen6 | 2010-02-16 23:57 | つぶやき | Comments(4)

シシー三昧


 ちょっと調べ物があり、先々週をシシー週間と位置付けたワタシはシシー関連本をざざーっとではありますが、読んじゃいました。

…面白かった!

 ミュージカルで「エリザベート」が流行って久しいので、今さら感はありますがご紹介させてくださいっ ちまたでエリザベート熱が高まっていたころ、へそ曲がりのワタシは「ふ~ん」って感じだったのです。が、やっぱりこの女性は外見だけでなく、その生き方も魅力的。世の中のマダムが惹かれるのがよく分かりました。おまけにワタシったら、ベルばら~オル窓で青春時代を過ごした世代。こういったコスチューム系は大好きなのであります。

 なお、厳密には「エリーザベト」のほうが原音に近いと思うのですが、「エリザベート」で定着してしまっているので、ワタシもその表記に合わせました。

***********************************

e0141754_9515325.jpg『皇妃エリザベートの生涯』
マルタ・シャート著、西川賢一訳
集英社文庫

皇妃エリザベートの入門編でした。生い立ちから皇帝とのドラマチックな出会い、さすらいの日々、暗殺に至るまでが分かりやすく書かれており、初心者のワタシ向けでした。





e0141754_9522254.jpg『皇妃エリザベート』
マリールイーゼ・フォン・インゲンハイム著
西川賢一訳
集英社文庫

こちらも入門編でした。同じ集英社から出ており、翻訳者さんも同じ。でも、書き手が違うと、やはりどことなく違うのが面白いです♪




e0141754_951345.jpg『皇妃エリザベートの真実』
ガブリエーレ・ブラシュル=ビッヒラー著
西川賢一訳
集英社文庫

こちらは、生涯を追うというよりは、知られていないエピソードを紹介する、といった内容でした。ダイエットの話だとか、ミョ~な美容法の話だとか。上の2冊を読んでいたので、隠れたエピソードも楽しく読めた次第でございます。





e0141754_9523892.jpg『マンガ 皇妃エリザベート』
名香智子 絵
ジャン・デ・カール 原作
塚本哲也 監修・解説
講談社+α文庫

やっぱりワタシってば、マンガ世代なんだな~と思ってしまった1冊。シシーの波乱万丈の生涯がビジュアルで表されていて楽しめました♪ 本もいいけど、マンガっていいな~~~ 何よりも、目に優しい・・(文庫本の字が小さくて、だんだん辛くなってきました・・・ヤヴァイ)




e0141754_9525998.jpg『皇妃エリザベート 永遠の美』
南川三治郎 写真・文
世界文化社 ほたるの本

これも楽しかった!写真が豊富で、見ていてうっとり。シシーを描いた数々の肖像画や美しいドレス、豪華なお召し列車にトイレ(!)、愛用していた馬具にアクセサリーに小物たち。日本にいながらシシーの美術館に行った気分になれちゃう楽しい1冊でございました。



しかし。 シシーさん、ゼイタクしすぎです。ためいきが出るほど美しい品々ですが、それでもシシーの心を満たすことはできなかったんでしょうね。何不自由なく育ち、親や夫からの愛情を一身に受けて何の憂いもなく暮らしていけたはずなのに満たされなかった。人間ってフクザツです。
by Alichen6 | 2010-02-08 16:27 | ドイツのこと | Comments(4)

 すごぉぉぉ~く面白かったです!上田先生のお話を聴くのは10年ぶりくらいですが、相変わらずパワフル&お元気で、話題も豊富。下っ端ほにゃく者からすると、雲の上の上の上のほうにおられる方なのに、誰に対してもフレンドリーでとっても気さく。偉い先生にこういう言い方は大変恐縮ですが、本当に頭脳明晰な方でいらっしゃるな~と毎回思います。

 全部で1時間半くらいの講演でしたが、あっという間に過ぎました。前半はドイツ語の翻訳について。後半は辞書編纂についてのお話。これから翻訳を始めようと思っている人に向けたお話だったのですが、「にゃるほど~」と思うお話ばかりで、とってもためになりました。

 そして後半は、楽しみにしていた辞書作りのお話。新しい辞書を作るにあたり、最初に考えるのは、「対象を誰にするか、目的は何にするか」なんだそうです。ドイツ人向けに和独を作るのと、日本人向けに作るのでは、おのずと変わってきてしまうんだそうな。日本人をターゲットにするなら、当然あいうえお順になるでしょうが、ドイツ人向けならアルファベット順にならざるをえない。さらに、日本語の「活用」(五段活用とか、サ変とかの活用です)などの文法事項に配慮しながら作成しなければなりません。我々が使う独和に、「3格支配」「4格支配」とかが書いてあるのと同じですね。さらに、見出し語の選定も時間がかかるそうです。複数の辞書(広辞苑など)を突き合わせて見出し語を選ぶそうなのですが、その作業だけで2年くらいかかったとおっしゃっていました。さらに、ありとあらゆる分野を網羅する関係上、各方面の専門家の協力も不可欠。システマティックに作業を進めるため、分業体制が必要ですが、それをどう組織するかもポイント。ちなみに編集者と書き手というのは別なんだそうです。そして大切なのがチェック(校正)。パソコン上では気づかなかったミスや、校正ソフトをすり抜けたミスを見つけるため、初稿をプリントアウトしたものを見ながら目を皿のようにしてチェックするんだそうです。ドイツ語の正書法が何年か前に改正されたため、ネイティブのドイツ人が書いた文章でも、どうしてもミスが出てくるんだそうな。それを専門にチェックする人もいれば、文法が正しいかをひたすらチェックする人もいる。さらに、百科項目(イロイロな専門用語)をチェックする人もいれば、用例をチェックする人も。とにかく手間と時間とお金がかかりそうな作業です。

 ドイツ語の辞書に限らず、どの言語でも言えることでしょうが、感覚や感情を表す言葉というのは、訳語を見つけるのが大変難しいんだそうな。先生が例を挙げていらっしゃいましたが、「懐かしい」という形容詞はドイツ語にはない。渋柿の「渋い」とか、「旨味」という言葉もそのものスバリは、やっぱりニャイ。その逆ももちろん同じで、ドイツ語固有の言葉で日本語に訳しづらいものもゴマンとある…。辞書作りってタイヘンだな~。

 …というわけで、辞書は万能ではないから、ほにゃくする際は、「手掛かり」を得るために引くことも当然あります。だいたいの意味を知った上で、コンテクストにぴったり合う訳語を自分の引き出しの中から見つけ出さなきゃいけないんだな~というのを再認識した次第です、ハイ。こう書くとごく当たり前のことに思えますが、やっぱり辞書の言葉をそのまま使っちゃうことが多くて反省いたします。

 なお、気になるのが続編の予定。とりあえず3年後に第2巻が、そしてその3年後に第3巻が出る予定だそうですが、第一巻の売れ行きにも左右されるそうです。。。。ちなみにCD-ROM化は3巻そろってからの話だそうですぜ。

 今回、ためになる面白いお話を伺えただけでなく、先生のドイツ語への愛053.gifを感じ、感化されて帰ってまいりました。040.gif070.gif071.gif
e0141754_0353761.jpg

by Alichen6 | 2010-02-06 22:06 | ドイツ語 | Comments(6)