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by Alichen6
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 昨年から各連邦州で順次、禁煙法が施行されております。これが施行された州では、レストランなどで喫煙ができなくなります。とあるレストランへ行った際、貼り紙と喫煙小屋を見つけてしまい、ついついパチリ。

ドイツの禁煙法については、こちらのサイトが詳しいです → コチラ

1704年に建てられた木組みの家屋(Fachwerkhaus)を利用したレストラン↓ のどか~♪ 
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e0141754_22284519.jpgこういったしゃれた看板はドイツでよく見かけますよね。 Zum alten
Jägerhaus (店名は「古い猟師小屋へ」という意味)の名前のとおり、以前は狩猟系の料理(シカとかイノシシとかキジとか)を出していたのですが、今時それは流行らないということでバラエティ豊かな料理を出すようになったとか。世の中の流れですな。土曜日はバイキングの日だったのですが、確かに以前よりずっと美味しくなりました。どっちかというとフレンチっぽい。食欲旺盛なドイツ人相手に食べ放題だなんて、太っ腹っっ!

で、これ↓が入口に貼ってあった注意書き。この店はノルトライン・ヴェストファーレン州にあり、2008年7月1日から禁煙法が施行されたのです。「当店も禁煙法に従わざるをえず、ご理解ください、愛煙家のお客様には店の前の小屋を提供いたします」みたいなことが書かれています。お店側の苦労が伝わってくるような文章。(この文章に文法上の疑問を感じてしまうのです・・・詳しくは下を)
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e0141754_22303285.jpgいかにもホームセンターで買ってきて組み立てましたって感じの小屋が店の前に建ってました。小雨混じりの天気だったため、みんな中に入ってタバコをぷかぷか。ちょっと異様な光景・・・





*********************
 この注意書きは施行前に書かれたものみたいです。ab dem 1.7. って、「7月1日から」という意味ですよね。in Kraft treten は「施行される」。日本語だと区別がつきにくいのですが、「効力を発生させる」という動作動詞(でしたっけ?文法用語は忘却のかなた)で、状態動詞ではないはず。完了形も sein で作りますもんね。だとすると、Am 1. 7 tritt .... in Kraft. となるべきじゃないのかなぁ?最初に読んだとき「むむ??」となってしまいました。検索すると、ab ... tritt in Kraft という表現も結構ヒットしたので、こういう言い方もするのかしら・・・。
by Alichen6 | 2008-08-31 00:22 | ドイツのこと | Comments(2)

 こんな写真なんて載っけちゃってすみません。ドイツにお住まいの方や、長く住んでいらした方にとっては珍しくも何ともない光景ですが、久々に行った私は嬉しくてついつい激写(←死語?)してしまいました。お許しください。先日も書いたのですが、私ったら成城●井やカ●ディ、ソニ●ラに入り浸っていたせいか、お菓子売り場では「あれ?ここは成城●井かいな?」などとアホなことを思ってしまったのです。一方で成●石井にないものもありました。ソーセージやハムのコーナーです。売り場がデカいのなんの。

↓ 左は Sülze 類 (いわゆる「ゼリー寄せ」)、真ん中にBlutwurst (血のソーセージ)が見えますです
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↓ 日本でよく見るボンレスハムやロースハム(gekochter Schinken)っぽいものが見えますな
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↓ サラミっぽいものが並んでます 黒パンに合うんだなーこれがまた
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↓ Leberkäse のようなミートローフっぽいものが見えます
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↓ ソーセージの類ですね こんがり焼くと美味しいんだなーこれがまた
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↓ ビニールで包装されているものは、Leberwurst など軟らかいペースト状のものが多いような気がしますが・・・ 黒パンに合ってくれちゃうんだなーこれがまた
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by Alichen6 | 2008-08-30 08:46 | ドイツの食べ物 | Comments(10)

Köln (ケルン)


 今回、ドイツで4泊だけしてきましたが、最初の2晩はケルンから車で30分ほどの友人宅に泊めてもらいました。ミヒャエル・シューマッハーが生まれたところだそうです。友人もそうですが、ケルンまで電車や車で通うビジネスマンも多いんだとか。ケルンの大聖堂はあまりにも有名なので、今さら私が書いても恥をかくだけ。だけど昨年完成したステンドグラスは比較的新しいネタなので書いちゃいますっ 書かせてくださいっっ  いつもお邪魔している mau さんが詳しく書いていらっしゃいます。ドイツ現代芸術の第一人者、ゲルハルト・リヒター作なんだそうです。

mau さんの記事は → コチラ

 あまりにモダンなので賛否両論だと聞きますが、私は賛成派に一票。mau さんが書いていらっしゃるように、全部マス目でできているのです。色のバランスがよく、周囲の古い石とも見事にマッチしていました。花マルあげちゃいたいくらいです、ハイ。かなり高い位置にある窓なのですが、地上からでも1マス1マスがはっきり見えました。他のステンドグラスとも調和していると思います。お見事っ 
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↑ 新しいステンドグラス。ね、きれいっしょ。

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↑ 従来のステンドグラス。これはこれで伝統の美しさがありますな。それにしても最近のデジカメってよく映るなーー感心。ここまでよく撮れるんだから、ワタシの顔ももちっとマシに撮ってほしかった・・(久々にカメラに収まったら、愕然としました)

 ところでケルンの発展ぶりはスゴいです。モロ大都市という風情でして、今後も高層ビルが建つ予定だそうです。ただし大聖堂の景観を損なわないように配慮はなされているとのこと。友人が勤める某保険会社の社屋も現在建築中。ライン川の対岸(Köln Deuz という地名です)には新しいビルが林立。そのうちの1つが展望台になっているので上ってきました。私ってば、煙と一緒で高いところに上るのが好きなんですな。
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↑ ガラス越しなので少し曇ってしまいましたが、大聖堂がおもちゃみたい。周囲の大都会ぶりが一目瞭然でした。ドイツらしさが失われつつあり、ドイツかぶれの私としては少し残念。

 ケルンの言葉はご存じ、Kölsch (ケルシュ)。友人のパパさんが試しに話してくれましたが、何のことだかチンプンカンプン。低地ドイツ語 (Plattdeutsch) にも似てるのかなぁ。近所のお店で買ったプレート(Früstücksbrettchen (朝食用のプレート)と彼らは呼んでいました。まな板として使っているみたい。実は似たやつを私も持っていて重宝しています)。ドーム君(勝手に命名) と一緒に、ケルンのおきてが Kölsch で書かれています。
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 ケルンはケルングッズがいっぱい売っています(って、当たり前か)。ケッサクだと思ったのが、ドームのパスタとクッキーの抜き型。
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↑ 大聖堂と大司教たち。カワイイ。
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↑ この中にレシピが入っていましたので、そのうち作ってみます。できたら改めてご紹介しますね。
by Alichen6 | 2008-08-28 23:00 | ドイツのこと | Comments(8)

戻りました


 本日、戻ってまいりました。短かったけど、2倍か3倍に感じられるほど濃い日々を過ごしてきました。楽しかったけど悲しかった・・・。言葉ではうまく表せないのですが、とにかく悲しかったです。がらんとした家の中、ひとりぽつんと食卓に座って質素な食事(黒パンとサラミだけ)を取るドイツ父の姿。大病を患ったあとだったので、すっかり気弱になり、大柄だった体もかなり小さくなってしまいました。そして介護施設のホールにちょこんと座り、認知症のお年寄りと一緒に讃美歌を歌うドイツ母。壁に入居者たちの塗り絵が貼ってあり、たどたどしい字で各自のサインが書かれていました。

 ドイツも格差社会となりつつある、というのは以前から聞いていたのですが、それを実感してきました。また後日書かせていただきますね。資産を持たない年金生活者にとって、将来は決して明るくないという現実を垣間見たような気がします。また、ケルンの駅に1時間ほどいたのですが、その短い間に3回も若者から「1ユーロくんない?」とせがまれました。また、ドイツ母が入居している介護施設で働く介護士さんたちはほとんどが東欧系の外国人。ドイツ語があまり話せない介護士さんもいました。一方、高級住宅地を車で通ったところ、目に飛び込んできたのは瀟洒な家々とピカピカの高級車。数日間しかいなかったので、はっきりとしたことは分からないのですが、いろいろ考えさせられる旅行でした。

 連日予定がビッチリで、ゆっくりブラブラすることはできなかったのですが、食料品売り場だけはしっかり見てきました。カ●ディやソニ●ラに入り浸ってきたせいか、意外と「わぁ~♪」という感動はなかったのですが、それでも面白いブツをいろいろゲットしてきました。少しずつ見せびらかしちゃってもいいでしょか?すんません。
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↑ ハリボのCM

 それにしても。若いころからそうだったのですが、ドイツ人の体力と胃袋についていくのは大変。1日目からもう胃が悲鳴をあげておりました・・・。結局、食事はあまり食べられなかったのです。だけど写真だけはバッチリ撮ってきました。
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↑ 近所のカフェで朝食のプレート。カゴに山盛りのパンと炒り卵とコーヒーがついて約10ユーロでした(1700円くらい)。Christina, Wolfgang, Yannik, Norman, Peggy und Ron, vielen, vielen Dank!!!
by Alichen6 | 2008-08-26 22:40 | ドイツのこと | Comments(28)

 朝から晩まで各局ともオリンピックの中継で盛り上がっていますね~。私もついついチラ見してしまいます。スポーツの「ス」の字も知らなさそうなタレントや、しゃべるのが苦手そうな元選手を放送席に据えて「すごーい♪」「感動をありがとう♪」とお祭り騒ぎをやってくれちゃうのには閉口しますが、中継だけを見ていれば「スポーツっていいな~」と思えます。日本も応援していますが、德国(「独」じゃないのね)もガンバレ~♪ と、ついつい声援を送っちゃう。

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 ところで、サッカー関係のほにゃくをするといつも思うのですが、いわゆるユニフォームってドイツ語では Trikot (トリコー)って呼びますよね。フランス語が語源だそうで、フランス語風に「ト」は発音しません。もともとの意味はメリヤス編みなど伸縮性を持たせた布地を指すんだそうです。転じて、トリコット地のシャツのことも指すんだそうですぜ。辞書にはこれしか載っていないのですが、例によってWiki を見てみましたら、ありました。以下、Wikipedia 〝Trikot”から引用させていただきます:

『Ein Trikot (frz. tricot, zu: tricoter "stricken") ist im Sport ein meist farbiges Sporthemd. In Mannschaftssportarten ist es häufig mit Rückennummer und Namen des Sportlers versehen und in den Farben der Mannschaft bzw. des Vereins gestaltet. Trikots werden vom Sportler während des Wettkampfs getragen.(以上、引用終わり)』(勝手な意訳:Trikot はフランス語 tricoter (編む)を語源とし、スポーツ界では彩色されたスポーツ用シャツを指す。選手は試合の際、チームやクラブの色に背番号と選手の名前を載せた Trikot を着用する。」

 そういえば自転車競技に「マイヨ・ジョーヌ」ってありますよね。私は詳しくないのですが、チャンピオンだけが着用を許される、黄色いシャツでしたよね?(←自信ナシ)。ドイツ語では gelbes Trikot (黄色のトリコ~)となるのですが、フランス語の maillot jaune を辞書で引いてみましたら、同じく「黄色のシャツ」みたいな意味でした。

 話はそれてしまいましたが、ドイツ語のUniform って、日本語の「ユニフォーム」と同義ではないような気がするのです。Duden の独独辞典で調べますと、

(bes. beim Militär u. bei der Polizei im Deinst getragene, in Material, Form u. Farbe einheitlich gestaltete Kleidung(特に軍隊や警察において任務中に着用する服で、素材や形、色を統一したもの)

…とあります。サッカーに詳しくないので断言することはできないのですが、サッカーのユニフォームのことを Uniform とは、あまり言わないですよね?どうなんでしょう??圧倒的に Trikot のほうが多いように思うのですが、私が知らないだけなのかなぁ。 Uniform という言葉はドイツ語の場合、やはり警察の制服や軍隊の軍服に使うことのほうが多いのでしょうか。Mannschaftsuniform (チームのユニフォーム)で検索してみると、一応ヒットはするのですが・・・

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21時追記:すみません!性を間違えてしまいました。Trikot は、布地を指す場合は男性だけど、シャツを指す場合は中性でした。マイヨジョーヌも gelbes Trikot という風に中性の格変化じゃないとNGですよね。失礼いたしました。
by Alichen6 | 2008-08-18 13:33 | ドイツ語 | Comments(6)

出発前にアタフタ


 058.gifギ~ラギ~ラ太陽が♪ 照りつける中、当ブログにお越しくださり、ありがとうございます。またまた私事を書いてしまってすみません。決してはしゃいでいるわけではないのです。いろいろ根回しなどもあり、準備だけで疲れてしまった今日この頃。こんな個人的なこと、お見せするのも申し訳ないのですが、自分用の記録だと思って書かせていただきました・・・。スル~してくださいね045.gif

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 ドイツ行きが来週に迫りました。ギリギリまで仕事もあるし、雑用もあるしでなかなか準備ができなかったのです。海外に何度も行っていらっしゃる方ならスマートに準備をなさると思うのですが、私自身が久々の海外旅行であるのに加え、モロモロのことが重なり、スマートとは程遠い状態。家族用の食糧も買っておかなきゃだしなー カレーなども作って冷凍しておかなきゃ。ドイツの友人知人は連日ビッチリ予定を組んでくれており、着いたら着いたで分刻みの行動になるかも・・・。正味5日しかないので、もんのすごい強行軍になりそうです。

その1) 19年間放置してしまった口座を解約してお金を回収しようともくろんでいることは先日書いたのですが、その後日談です。またまたわたくし事なんか書いちゃってすみません。口座が旧姓のものなので、婚姻により今の姓に変わったことを証明しなければいけません。ブログ上でいつもお世話になっている方々に助けていただき(ありがとね010.gif)、戸籍抄本をドイツ語訳してもらった上で(自分で勝手に訳しちゃNG)大使館認証 (Beglaubigung)をもらいました。大使館員のサインとスタンプつき。こういった書類、初めて見ましたぜ。

その2) 口座のあるデュッセルドルフ支店には行けないので、滞在先のケルン支店で解約できないか、某銀行の Serviceberater(平たくいうと「お客様係」かしら)にメールで問い合わせしました。最初の対応はとても迅速・丁寧だったと先日もブログに書きました。ところが!3回目から面倒くさくなったらしく、「ケルン支店へ行って自分で窓口に頼んで、デュッセルドルフ支店に電話してもらってください。もしかすると(möglicherweise)、ケルン支店で残高の払い戻しができるかも」 とのたまいました。「もしかすると」ですって?!?思いのほか残高が多かったので、「もしかしたら」じゃ済まないんですけど・・・。ドイツ人の友人にこのメールを転送したところ、彼女も激怒。「私からも言ってあげる」と言ってくれ、ケルン支店のサーヴィスベラーターに「Alichenの代理の者です」と、電話してくれたところ、アヤツは・・・

  居 留 守


・・・を使ったんだそうです。それも3回とも。むむむ~っ サイアク031.gif

その3) 今回の旅行の最大の目的は、Gasteltern (ホストファミリーの父母)のお見舞い。母はアルツハイマー闘病中で、現在病院にいます。クリーム色のバラが好きだったことを思い出し、単純な私は「長持ちするよう、プリザーブドフラワーのアレンジメントをプレゼントしよう」と思い立ちました。ドイツにあるのかなぁ、プリザーブドフラワー。男性にはなじみがないかもしれません。生花を加工し、見た目はそのまま生なんですが、何年もそのままの状態で保存できるのです。キレイなんですよ~♪ フランス発祥ですって。クリーム色のミニバラのアレンジメントをオーダーし、出来上がるのを楽しみに待っていました。今日になって店員さんがお電話で、「検疫で引っ掛かる可能性がありますぜ」

e0141754_11404996.jpgげげっ 検疫のことをすっかり忘れてた・・・。慌てて検索し、成田の植物検疫所に電話で問い合わせてドイツの規定を調べていただきました。かの国の場合、プリザーブドフラワーの持ち込みに関する規制はないとのこと。「そのままお持ちいただいて大丈夫ですよ」 

…ホッ。 ということで、取りにいってきました。だけどこれをどうやって持って行けばいいんでしょう?(思ってたよりデカい) 機内持ち込み用のカバンに入れて、大事に持っていくしかないですね。何も考えずにこんなアレンジメントを買い込むなんて、私ってやっぱりアホ。

写真はオーダーしたアレンジメントです。キレイでしょ。全部本物のお花でできています。Rosen(バラ)と、Schleierkraut (かすみ草)と Hortensie(アジサイ)なんだそうです。
by Alichen6 | 2008-08-16 11:49 | つぶやき | Comments(8)

Reich の訳について


 暑い中お立ち寄りくださり、ありがとうございます。058.gif 翻訳をする際、どういう訳語をあてはめるかでヒジョ~に迷うことがありますです。ちょっとマニアックな内容で申し訳ないのですが、もしご興味がありましたら・・・↓

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 調べ物をしていると、ときおり「Reich」という言葉を「帝国」と訳さず、そのまま「ライヒ」というカタカナ読みのままにしている表記や「ドイツ国」という風に「国」とする表記に行き当たることがあります。「Reich」という言葉は必ずしも「Kaiserreich(帝国)」と同義ではなく、日本語の「帝国」という訳語を当てはめるのが不適切な場合があるからだそうです。こういう説があるのは前から聞いていましたが、今朝がたブロックハウスの流れでワイマール共和国について調べた際、当時の正式国名が「Deutsches Reich」だったというくだりを読み、「確かにワイマール共和国を「ドイツ帝国」とするのはNGだよな・・・。」と思えてきたというワケです。「ドイツ政治経済法制辞典(田沢五郎著)」から一部引用させていただきますと:

『Reich という語は元来、単一の皇帝(Kaiser)または国王(König)などの君主(Monarch) - その地位がたいていは血統によって正当化され、世襲される単独支配者 - が複数の部族国家または民族国家を統治するとき、その支配領域の全体を゛Reich”と呼んだ』『特に中世の中部欧州では、単に〝Reich”というだけで、普通はドイツ人の統合国家ないしは国土全体を指し、ドイツ王国(ラテン語 Regnum Teutonicum、ドイツ語 Deutsches Reich)の意味を持つようになった』『中世から1918年ドイツ革命までの約1000年を通じては、ほぼ〝Reich”=〝Kaiserreich”という等式が成り立つので、おおむね「帝国」と解釈・和訳して差し支えないようである。しかしドイツ革命後のいわゆるヴァイマル共和国も、正式国名としては、前代からの〝Deutsches Reich”を踏襲していた。またナチ(NSDAP)政権下のいわゆる第三帝国(Drittes Reich)も、その正式国名はやはり〝Deutsches Reich”であった。したがってこれら皇帝廃止後の政体を「帝国」と訳したり、「帝国・・・」と訳すこと(たとえばヴァイマル共和国やナチ第三帝国のReichstag を帝国議会と訳すようなこと)は、厳密にいえば国制の実態と矛盾する誤訳であろう』(以上、ドイツ政治経済法制辞典より一部引用)

 Reich の話からはそれますが、「Weimarer Republik」という呼び名はあくまでも歴史学に基づく名称で、正式名称は「Deutsches Reich」だとのこと。私が高校生だったころは世界史で「ワイマール共和国」と習いましたが、あくまでも通称ととらえるべきなんでしょうね。ウィキにもありましたが、「ヴァイマール共和政」という訳が適切なのでは、と私も思います。今の高校世界史ではどう教えているんでしょう?

(余談ですが、私が子供のころ「大和朝廷」と習った言葉が今は「ヤマト王権」といった名前で教えられていますよね。より実勢に合った用語を採用したらしいです・・・)

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 長くなってすみません。ドイツ映画にかかわっていると、第三帝国関連の翻訳をする機会がどうしても多くなります。第三帝国関連の映画ではセリフの中にも頻繁に Reich が出てきます。この字幕を「ライヒ」とすると違和感があるだろうなぁ~。Das dritte Reich は「第三帝国」で定着している以上、Reich はやっぱり「帝国」と訳さざるを得ない・・・。映画を見ているお客さんが「なんじゃ、コレ?」という違和感を抱いたらおしまい。思考がストップしてしまい、映画を楽しめなくなってしまいます。やっぱりこれからも第三帝国関連では Reich を「帝国」と訳すしかないだろうなぁ。悩ましいところです。
by Alichen6 | 2008-08-13 13:28 | ドイツ語 | Comments(20)

e0141754_8575621.jpg 6月にドイツのネットオークション、eBay にデビュ~して落札したブロックハウスの百科事典。一昨日、届きました。うわ~い! 出品者さんは入札前に質問をしたときからとても丁寧かつ親切な方でした。1冊ずつ新聞紙でくるんだ上で、丸めた新聞紙をショックアブゾーバーにしてくれたために傷むこともなくバッチリです。しかも、しか~も~!その新聞紙がユーロ2008の記事だったため(しかもドイツチームの記事ばっか)、落札した書籍だけでなく新聞まで楽しめて2度おいしいグリコのおまけ状態。





e0141754_9302843.jpg で、百科事典です。1921年~23年発行(1巻は21年発行なのですが、4巻は23年でした。寄せ集めだから安かったのかな?)のブロックハウス全4巻。イラストも豊富で面白いのです。装丁が美しすぎるので途中で補修された可能性大ですが、中身がいいから不問に付そう。しかも、しか~も~!前の持ち主が押し花を作ろうと思ったらしく、花がプレスされていました。この花ってもしかして、87年前の押し花?そこまで古くないかな?とにかく大切にとっておこうと思います。

 ほにゃくをする際、辞書は新しいに越したことがないのですが(新語が網羅されているという意味で)、古い辞書や事典の類が私ったら好きなんです・・・。時代が感じられてワクワクドキドキ♪ 言葉の意味の変遷なども分かり、ぱらぱらめくるだけでとっても楽しいのです。が、私の個人的趣味にお付き合いいただいては申し訳ないので、More・・・の技(下です↓)を使わせていただきました。もしご興味がありましたら、覗いてみてくださいね。

 ドイツの百科事典といえば私はブロックハウスを連想してしまいます。最近は紙の百科事典が売れなくなり、とうとうブロックハウスも電子版のみにすることに決定した、というニュースを最近読んだ記憶があります・・・。ブロックハウスの歴史がまた面白いので、これもまた別個書かせてください。

Mehr・・・
by Alichen6 | 2008-08-13 09:07 | ドイツのモノ | Comments(2)

Baader Meinhof Komplex 予告編


 以前、古いほうのブログでもご紹介したのですが、9月25日からドイツで公開される映画『Baader Meinhof Komplex』 をとっても楽しみにしています。日本でも公開されるといいなー ドイツ映画祭に来たりして?! 


 60年代、ドイツの人々を震撼させたテロリスト集団、ドイツ赤軍の活動を描いた映画なんだそうです。キャストが豪華。出演者たち、役作りでそうとう荒んだ雰囲気を出してますねーー モーリッツ・ブライプトロイなんてかなりキてます。マルティナ・ゲデックもアレクサンドラ・マリア・ララも美しい・・・

 拙宅の記事のご紹介ばかりで恐縮なのですが、もしよろしければ・・・ → コチラ
by Alichen6 | 2008-08-09 15:49 | ドイツ映画 | Comments(2)

 ヤッター!!070.gif 今年もドイツ映画祭が開催されます・・・(感涙)024.gif あたしゃ、これを楽しみに生きているようなものです。開催期間は4日間だけのようですが、それでもウレチイ・・・。詳細はまだ発表されていないようですね。概要だけドイツ文化センターのHP に出ています → コチラ

しかも、しか~も~ ワタシが衝撃を受けた「カリガリ博士の小屋」も上映されるみたいですね。伴奏つきのようですぜ。ご覧になったことがない方はぜひ。これぞドイツ表現主義、という映画です。
by Alichen6 | 2008-08-07 23:50 | ドイツ映画 | Comments(6)