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by Alichen6
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カテゴリ:ドイツのこと( 247 )


DUDEN Lexikon der Vornamen


 皆様、GW2日目ですね。いかがお過ごしでしょうか。気持ちのいい行楽日和が続いていますね。もしかして、リゾート地でのんびりしながらパソコンを眺めていらっしゃる方もいるかも…うらやまC~(←古くてスミマセン)

 さてさて、先日ステキな本をいただいてしまいました。古い本が大好きなワタクシ。うれしい~~❤(くださった方、ありがとうございます。愛しています❤)
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 ファーストネームの由来や意味が書かれた辞典です。これは1974年版。ドイツ古来の名前のほかに、外国系の名前もあってチョ~楽しい。さらに面白いのは、いわゆる愛称(というか、短縮形)の本来の名前も載っているところ。ちょっと例を挙げますね。

●Benno (ベンノ) → Bernhard(ベルンハルト)の愛称。なお、俳優のBenno Fürmannは、Benjamin (ベンヤミン)が本名らしい…。いろいろあるんですね。

●Hanna(ハンナ) → Johanna の愛称。これは有名ですよね。ビックリしたのは、HannahだとJohanna とは関係がないという事実。Hannah はヘブライ語の「優美、優雅」という言葉から派生した名前だそうな。ユダヤ系の哲学者、ハンナ・アーレントはこちらでしたよね。

●Heidi (ハイディ、またはハイジ。そーです、アルプスの少女がこの名前でした) → Adelheid。これは、アニメを見た方なら絶対にご存じ!ああ、ロッテンマイヤーさんの「ア~デルハイト(怒)!!!」という声が聞こえてくる…。

●Heino (俳優のハイノ・フェルヒが有名) → Heinrich (ハインリヒ)。言われてみると納得ですが、考えてもみなかった…。

●Till (ティル) → Dietrich(ディートリヒ)。これもビックリ。ティルはディートリヒの短縮形だったんだ…。目からウロコです。なお、俳優のティル・シュヴァイガーは「Til」で「L」が1つ。あれ?と思って検索してみたら、彼の本名は「Tilman」でした。なので、ディートリヒではないんですね。これまたビックリですが。

●Tina(ティナ) → Christina(クリスティーナ), Martina(マルティナ), Bettina(ベッティーナ)など、「~tina」の名前の短縮形。これも、考えたことがなかった・・・。そして「ティナ」で終わる名前ならとりあえず「ティナ」とできちゃうこともビックリ。

さらに、ドイツ固有の名前もそれぞれ由来が書いてあって面白い!またおいおいご紹介させてくださいね。ところで、この「Lexikon der Vornamen」は今もあります(コチラ)。アマゾンのサイトだと、冒頭をチラ見できるので見てみました。Aの項目が1ページだけ載っています。面白いのは、Abbas とか Abdul などのアラブ系が追加されていること。さらにケニヤやガーナなど、アフリカ系の名前も追加されています。時代を反映していますねー。大都市を中心に、たくさんの外国人がいますから。名前をちゃんと読めないと失礼だし。なるほど~と思ってしまった日曜の朝です。
by Alichen6 | 2015-05-03 10:18 | ドイツのこと | Comments(6)

 皆様、またまたご無沙汰してしまいました。季節外れの風邪をひき、今朝から鼻がジュルジュル・・・。喉も痛いです。皆様もお気を付けくださいねー。

 ところで!昨日発売の「サンデー毎日」に、ドイツの記事が載っております!!!!これから3号連続だそうです。

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『いのちのつづき ~ ヒトラー時代のベルリンを生き抜いた日本人とユダヤ人』
今回載ったのは第1話『日本大使館が救った命』。詳しく書くことは避けますが、あるユダヤ人と日本大使館の不思議な関係を追ったものです。巻頭にはグラビアもカラーで載っています!カラーと言っても1980年に撮影された写真なので色は褪せていますが。とにかく「へえ~」とビックリする内容。是非ご一読くださいねー。

 記事を書いたのはベルリン在住の作家、六草いちかさん。前にも当ブログでご紹介したことがあります。そー、森鴎外「舞姫」のエリスを突き止めた方。そしてご縁があり、仲良くしていただいています。この2月も、ベルリンでばったりお会いしちゃいましたでございます。

『鴎外の恋 舞姫エリスの真実』 → コチラ
『それからのエリス いま明らかになる鴎外「舞姫」の真実』 → コチラ

 鴎外関連の2作と同様、流麗な筆致で綴られた内容はとっても spannend (ハラハラわくわくさせてくれます)。丁寧な取材と膨大かつ徹底した調査による裏付けがあり、内容も確かでとっても詳しく、そして客観的なのです。ああ、続きが楽しみだー!
by Alichen6 | 2015-04-29 18:32 | ドイツのこと | Comments(22)

感涙~~


 すっごくよかった~~(ToT) 

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 今日は午前中がリハーサルだそうで、午後に会う予定。とりあえず「ヤネセン」を案内し、夕方から蕎麦打ち体験にトライしちゃいます!詳しいことは後日、ご報告させてくださいねー。そして明後日の木曜日は鎌倉へ行くつもりなのですが、天気がどうなるか… これもまた、ご報告させてちょ❤ コメント欄やメールでいろいろご提案してくださって、本当にありがとうございます!!!!
by Alichen6 | 2015-03-17 09:34 | ドイツのこと | Comments(0)

メルケル首相の講演


 昨日はメルケル首相の来日講演でしたね。ワタクシ張り切って申し込んだのですが、見事にハズレ。ガッカリしたのですが、ネットで中継されると聞いてホッ。 しっかり最初から最後まで聞きました。

 …とっても心に沁みるいい講演でしたね。じーんとしちゃいました。昨日の動画・日本語訳・原文がそれぞれネットにUPされていましたので、ここにURLを貼りますね。もし、まだご覧になっていない方がいましたら、是非。

      昨日の動画は → コチラ
      講演の日本語訳は → コチラ(その1)コチラ(その2) コチラ(その3)
       質疑応答は → コチラ(その1) と コチラ(その2)コチラ(その3)
      ドイツ語の原文は → コチラ

 メルケルさんの講演は、やはりヴァイツゼッカー元大統領が戦後40周年に行った名演説がベースになっているなぁと改めて感じた次第です。ただ原稿を読むのではなく、一言一言考えながら丁寧に読む姿から言葉の重みを大切にしているのが伝わってきて感動しました。さらに感心したのは質疑応答。質問者(学生さんも多くて感心。多少、事前のすり合わせはあったのかも?)の質問もズバリ聞いてもらいたい事柄だったし、それに対して真摯に答える首相の姿も印象に残りました。

 私がドイツかぶれだから何でも素晴らしく思えるというのも、もしかしたらあるかもしれません。だけど、そういうのを差し引いても、やっぱり昨日の講演は心に響くものでした。一方で、メルケルさんが指摘したことは、ある意味「当たり前」のことである気がします。この「当たり前」が「当たり前」でない我が国…。先行きを思うと不安になります。
by Alichen6 | 2015-03-10 15:49 | ドイツのこと | Comments(2)

 先日、ギロッポン(死語)のクリスマスマーケットに行ってきちゃいました。もう毎年の恒例行事となりまして、これがないと年が越せないワタクシでございます。

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 くるみ割り人形のプレートは毎年同じですが、会場入口にあるツリーは毎年変わります。今年は上から「逆さツリー」みたいなのが上から吊るされておりました。

 去年は → コチラ  2009年は → コチラ  

 定番のカリーヴルストやザウアークラウト、シチューやポテトなどなど… ウマかったです。
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 ヒルズのツリー、今年はこんな感じでした(↓)。外がまだ明るい時に見たら、「ショボっ」と思いましたが、5時に点灯されたらぐっと素敵な感じになりました。
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 青山のドイツ文化センター(いわゆるゲーテ・インスティテュート)内に入っているオーストリアのケーキ屋さん「ノイエス」も今回初出店。ミニ・シュトレンや甘いブレーツェルなどが売られていました。これ(↓)はパイ生地の甘いブレーツェル。ウマかった!!
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 …そんなワケで、今年も寒い中、ばくばく食べて楽しいひとときを過ごしたのでした。Mさん、Oさん、ありがとうございました!楽しかったです。来年も行くぞー!
by Alichen6 | 2014-12-23 23:17 | ドイツのこと | Comments(0)

EDEKA - Kassensymphonie


 ドイツのスーパー「EDEKA」で粋な計らいがあったみたいです。これ、Twitter や facebook でシェアされまくっているので、すでにご覧になった方も多いと思いますが、素敵なのでUPしちゃいますね。


by Alichen6 | 2014-12-16 22:49 | ドイツのこと | Comments(6)

 現在、とある理由があって東ドイツの映画史についてせっせと調べております。私のいけないクセなのですが、調べ物をしているとどんどん横道にそれていき、見つけた動画やらサイトやらにどっぷりつかっちゃう。そのうち、「あれ?ワタシって何を調べてたんだっけ?」ってなっちゃう^^; ま、いいや。楽しいから。

 んで、今日たまたま見つけてしまった動画。1961年6月15日、当時の東ドイツ最高指導者(国家評議会議長にして、社会主義統一党中央委員会書記長)ヴァルター・ウルブリヒトの記者会見の様子です。そー、これはベルリンの壁の建設が始まる8月13日の2か月前。ここで彼は「誰も壁を造る気なんてナイ!」と言っているんですね。先日UPしましたが、ベルリンのブランデンブルク門駅内の壁に書かれていた文句です。
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 下が、この部分です。Chronik der Mauer というサイト(コチラ)に、この前後のやり取りが載っていましたので引用いたしますね。

Doherr: Doherr, Frankfurter Rundschau. Herr Vorsitzender, bedeutet die Bildung einer freien Stadt Ihrer Meinung nach, dass die Staatsgrenze am Brandenburger Tor errichtet wird? Und sind Sie entschlossen, dieser Tatsache mit allen Konsequenzen Rechnung zu tragen?“ Darauf Ulbricht: „Ich verstehe Ihre Frage so, dass es Menschen in Westdeutschland gibt, die wünschen, dass wir die Bauarbeiter der Hauptstadt der DDR mobilisieren, um eine Mauer aufzurichten, ja? Ääh, mir ist nicht bekannt, dass solche Absicht besteht, da sich die Bauarbeiter in der Hauptstadt hauptsächlich mit Wohnungsbau beschäftigen, und ihre Arbeitskraft dafür voll ausgenutzt wird, voll eingesetzt wird. Niemand hat die Absicht, eine Mauer zu errichten!“(以上、引用終わりです)




要約すると、こんな感じです↓
フランクフルター・ルントシャウ紙のドーヘア記者: 自由(注↓)な都市を造るということは、すなわちブランデンブルク門に〝国境”を設置するということですか?(注:この前のウルブリヒトの会話が分からないため、frei の意味がイマイチ分からず。「西からの影響のない」という意味のfreiである可能性があります)
ウルブリヒト:西ドイツには、「ドイツ民主共和国の首都」(=ベルリンのことを彼らはそう呼びます)の建設作業員を動員して〝壁”を建設してもらいたいと思っている人がいるってことですか?彼らはみんな住宅の建設で忙しいんです。壁を作ろうと思っている人なんていませんよ。

ドーヘア記者は、「壁」という言葉は一言も言っていないのに、ウルブリヒトは「壁」と答えています。ウィキによると、それが意図的なのか失言なのかは分からないとのこと。いずれにしても、壁の建設はわずか2か月後ですから、ウルブリヒトの頭の中には既に固まっていたんでしょうね。当時、お互いに相手を認めていませんでしたから、「国境」なんて存在しない。大使館に当たる Ständige Vertretung(常駐代表部)をお互いが設置したのも1974年でしたから(←コレも今回調べました^^;)。東西ドイツの〝国境”に関しては、Staatsgrenze(=国境) という単語ではなく、Demarkationslinie(=協定による境界線) という言葉を使うことも今回初めて知りました(恥)。ドーヘア記者は、「それまで認めていなかった国境を作るということですか?」と尋ねたのだと思いますが、それに対してウルブリヒトはぬゎんと「壁」という言葉を使ったんですね。「西には、壁を造ってもらいたいって思っている人がいるんですか?え?うちには、そんなヒマな作業員はいませんよ」って感じ。風貌だけでなく、中身も本当に狸オヤジですね…。


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 東ドイツの映画史を調べるということは、東ドイツの歴史を調べるということ。たった40年間なのにあまりにもイロイロありすぎて、なんだか史実を追っているだけでドキドキしてきます。もう少しまとまったら、ブログにもUPしますねー。
by Alichen6 | 2014-11-05 13:49 | ドイツのこと | Comments(0)

 皆様~ 台風が近づいておりますが、いかがお過ごしでしょうか。被害が出ないことを祈っております…。

 今年はベルリンの壁が崩壊して、ちょうど25年なんですよねー。四半世紀ってすごい。つい最近のことのように覚えているのに…。節目ということで、ドイツではちょくちょく関連する催しが開かれているようです。余談ですが、2014年って、いろいろな出来事のメモリアルイヤーなんですよね。第一次大戦が勃発してちょうど100年。シュタウフェンベルク大佐らによるヒトラー暗殺未遂事件から、ちょうど70年。先月の7月20日は催しがあったようです。そして壁の崩壊から25年…。

 25年前の8月5日、当時の東ドイツ(ドイツ民主主義共和国)政府が初めて国外脱出者について初めて言及したんだそうです。当時、東ドイツから連日大勢の人が西側に逃げていったんですよね。そして8月5日に、とうとう当局もこの問題を認めたんだとか。詳しいことは、ドイツ大使館のサイトに載っています。これから11月9日まで、節目ごとにこのサイトで振り返ってくれるんだそーです。 → コチラ
by Alichen6 | 2014-08-09 21:51 | ドイツのこと | Comments(0)

 コーフンしましたね。PK戦にもつれこむかと思いましたねー。

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 Facebook で、知り合いの知り合いの息子さんとチャットしました。なぜかつながっているのです。コーフンして眠れない!とか言って嬉しそう。私が、「1990年の決勝戦も、よく覚えているよー」と書いたら、「あの頃はまだ生まれてなかったから覚えてない、今回は初めての体験でチョ~うれしい」って。ガーン!1990年にはまだ生まれてなかった?!?隔世の感がありますなぁ。そういえば今朝、Twitter で同じくドイツが好きな方とやり取りしたのですが、決勝ゴールをあげた Götze も統一後に生まれたんですよね。そっか、そうですよね…^^; 東西分断を知らない世代が少しずつ増えているのを実感しました。
by Alichen6 | 2014-07-14 11:30 | ドイツのこと | Comments(12)

 皆様、東京は久しぶりに気温が下がりました。いかがお過ごしでしょうか。ドイツ、勝ちましたね。次はいよいよブラジル戦ですが、ネイマールが背骨を骨折したとのこと。選手生命にも影響が出かねない大けがですよね。背後から蹴るなんて、格闘技みたい…!こういう暴力行為は本当に慎んでもらいたいです。

 さてさて、昨夜は例のヒトラー本「Er ist wieder da (邦題:帰ってきたヒトラー)」の翻訳者さんと、TVのドイツ語講座でもおなじみのマライ・メントラインさんとのトークセッションでした。すごーーーく、すごぉぉぉぉ~く、面白かったです!

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 まず、この原作「Er ist wieder da」ですが、お恥ずかしいことにまだ最後まで読んでいないのです・・・。10日くらい前に読み始めたので、計算だと最後まで読み終わっているハズだったのですが、このところイロイロなことでバタバタしていて読めなんだ…。まだ3分の2が残っています。が、冒頭部分から既に面白い!ぐいぐい引き込まれる感じ。ただし、非常にブラックなネタ満載で、「こ、この本は訳すのが大変そう…」と思っておりました。ヒトラーが現代のドイツによみがえってしまうのです。そして現代社会で活躍(?)してしまうのですが、現代のドイツを知らないヒトラーと現代人との間で噛みあわない会話が交わされたり、傲慢なヒトラーがモノローグで危険なことをつぶやいたり(物語はヒトラーの一人称「ich」で語られます)、誤解がドタバタに発展したり・・・ 翻訳者さんは相当苦労されたことと思います。

 さてさて、トークセッションは二部構成でした。前半は、翻訳裏話(苦労話など)や出版に至るまでにプロセスなど、翻訳者の森内薫さんがいろいろ話してくださいました。この本はご自身が書店で見つけ、付き合いのあった河出書房に持ち込みをなさったとのこと。翻訳するにあたり、権利元からいろいろ厳しい条件がつけられたそうです。「エンタメ調の文体で」「注釈をつけないこと」など。私も3分の1だけ読んだので分かるのですが、ヒトラーが語る形式であるため、文体はカタいです(あの巻き舌が思い浮かぶ感じ)。もしかすると、「Mein Kampf (我が闘争)」の揶揄も入っているのかも。それをエンタメ調で、となると確かに厳しそう。出版社からも、漢語は排除して日本語として面白く、という注文がついたそうで、ご苦労なさったそうです。「注釈をつけない」というのも困ったでしょうね。現代ドイツ人の共通認識と、70年前に生きていたヒトラーの認識のズレも笑いのポイントなのですが、このドイツ人の共通認識を我々日本人は共有していない場合が多いのです。よって、ブラックジョークが分からず、頭に「?」が点灯しちゃう。さらに、ドイツの政治家もたくさん出てくるのですが、それってドイツ人の間では有名でも、外国人からすると単なる「内輪ネタ」。これを注釈なしでいくのは、そうとうキツそう。名前の前に肩書を載せたり、日本でも分かる例に代えたりして工夫なさったそうです。また、史実の裏どりをきちんとしないと、言葉に隠された揶揄やオチが分からないんですよね。そのための調べものに相当時間がかかったとおっしゃっていました。

 「へぇ」と思ったのは、この本がヒトラーの一人称「ich」で語られるため、訳していくうちにしんどくなってきたとのお話。ご自身がヒトラー一人称の文章を訳しているそばで、お子さんが「アンネの日記」を読んでいることがあったそうで、その時は複雑な気分になったそう。この翻訳者さんと、ワタシごときを一緒に語るなんておこがましいのですが、かつてヒトラーを揶揄した作品を担当したことがあるため、当時を思わず思い出してしまいました。その時は、あまり感情移入もせず、割と他人事のような感じだったのですが、それは一人称ではないということも関係あるのかも。また、映画の場合は映像が中心。一方で小説は、やはり言葉がすべてというところがあるため、翻訳者さんの感情移入も相当なのだろうと思いました。(なーんて、ワタシったらおこがましいにもほどがありますよね。すみません。)

 そして後半はマライさんが大活躍。この方が書いた書評などは時々読んでいましたし、NHKの「テレビでドイツ語」も時々見ていましたので、この方がとっても面白くて、とってもステキなことは存じておりました。が、やっぱり生の迫力は違う!実際にお話を伺って、ファンになっちゃいました~。実際にパワポで画像をいろいろ見せてくださり、視覚的にも分かりやすかったです。印象に残ったのが、次の動画。ドイツのトーク番組「hart aber fair」で、ドイツ人がヒトラーを揶揄して笑うことの是非を議論したようです。



 様々な年齢層、様々な背景を持つ5人が集まり、舌戦を繰り広げておりました。「ドイツ人がヒトラーを笑うことが許されるか否か」という問題は、実は繰り返し議論されていますよね。映画「Mein Führer (我が教え子ヒトラー)」が撮られたときも、結構話題になっていたように記憶しています。でも、こうして実際に討論している様子を見聞きすると、世代間の認識の違いなどがより明らかになってくるので、非常に印象に残りました。

 個人的に「ナルホド~」と思ったのは、Helmut Karasecという評論家の言葉。ナレーションで紹介されていました。

Über Hitler darf man selbstverständlich lachen. Durch die Parodie werden die Greueltaten nicht verharmlost, sondern in der Regel noch deutlicher. (もちろん、ヒトラーのことを笑うのは許される。パロディであの残虐行為が矮小化されることはない。むしろ、パロディによってより明確になるものだ。)

 こうした過去の犯罪行為で、いちばんよくないのは、風化だと思っちゃう。また、一番若いコメディアン(どこかで見た顔だなーと思ったら、ドラマに出たことがあったんですね。それで知っていたのでした)が、ナチがらみの話をNGにするあまり、言葉狩りになってしまう傾向を指摘していました。言葉狩りというのは日本にもあるけれど、決して問題解決にはならないんですよね。。「もうそろそろナチのことで我々に十字架を負わせるのは勘弁してほしい」という若い世代がそういった意見を言うことは、理解できる気がしました。

 ああ、長くなってすみません。そんなワケで、昨夜は充実したひとときを過ごすことができました。何人か知り合いの方々にも会えたし、久しぶりにリフレッシュいたしました。インプットってやっぱり大事だなーと思った次第です。


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 すみませんっ また見せびらかしです~ 昨日、会場でお会いした方にいただいちゃいました。鎧塚さん(コチラ)のお菓子でございます。うまそーー!! ヒデキ感激☆ オーストリア銘菓、Vanillekipferl もあるぞー。お味はまた改めてご紹介させてくださいー。
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by Alichen6 | 2014-07-05 13:32 | ドイツのこと | Comments(2)