ハンペル夫妻の住居跡

 2月にドイツへ行ったとき、とある場所を見てきました。何かといいますと~~ 第二次大戦中、ナチやヒトラーへの批判を書いたポストカードをベルリン中に撒いた夫妻が住んでいた家の跡です。夫妻の名はオットー・ハンペルとエリーゼ・ハンペル。筆跡を隠すため、わざと角ばった文字で書いていました。見つかったら国家反逆罪で死刑は避けられない。恐怖心と闘いながらも夫妻はカードをあちこちに置き続けたそうです。国民がドイツの勝利を信じて疑わず、破滅への道へ突き進んでいた頃。そんな中で冷静に事態を見つめていた人がいたんですね… しかし夫妻はゲシュタポに逮捕されてしまいます。1943年4月8日、プレッツェンゼー刑務所内の処刑場でギロチンにより処刑されてしまいました…。


場所は Wedding という地区にある Amsterdamer Straße 10番。

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当時の建物は爆撃で焼失したみたい。今は団地になっていました。10番地にプレートが掲げられています。



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プレートには、「ここにオットー・ハンペルとエリーゼ・ハンペルの家があった」とあります。

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 ハンス・ファラダという小説家が、この夫妻をモデルに「ベルリンに一人死す(原題:Jeder stirbt für sich allein)」という小説を書いています。小説では、オットー・クヴァンゲル、ハンナ・クヴァンゲルという名前になっています。

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 また、この原作を元に映画化されたのが、現在公開中の「ヒトラーへの285枚の葉書」。どこにでもいるような、ごくごく普通の労働者がナチ体制の本質を見抜き、稚拙な文章ながらもペンでヒトラーを批判していた…。重い事実ですよね。





by Alichen6 | 2017-08-19 23:00 | ドイツのこと | Comments(0)

日本にいながらドイツする♪  ドイツ・ドイツ語・ドイツ映画を愛してやまない下っ端字幕ほにゃく犬「ありちゅん」が字幕ほにゃく見習い眉毛犬「Milka」と一緒に書く日記


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