とある作品で聖書が出てきました。欧米言語の作品ではよくある話。ワタシはよく、古い文語体聖書で調べて参考にしております(文語体のほうがぴりりと締まる)。母がかつて使っていた古~い聖書があるのです。そんなワケで、今日も文語体の新約聖書を調べていたら…
おお!桜っぽい花びらが押し花になってる…!!!
この聖書は母が中~高校生の時に使っていたもの。今から実に60年くらい前なのです。もしかするとこの花びら、60年間挟まれていたのかなぁ・・・。感激しちゃいました。パウチか何かでしおりにしておこうかな。
ちなみにこの文語体聖書、旧約聖書もあります。全部ふりがなが振ってあるとは言え、えらく漢字が難しい。昔の人はすごいなぁ。
そこで思い出しました。以前もブログでちょこっと書いたことがあるのですが、eBay で落札した1921~1923年版の百科事典 Brockhaus4巻本。これをぺらぺらめくっていたら、やはり押し花が挟まっていたのでした。もしかして約100年前の押し花?
1921年といったら、第一次大戦の終戦から3年後、ヒトラーのミュンヘン一揆の2年前。そしてハイパーインフレになる直前。もしかするとこの押し花は、その後の激動の時代を紙に挟まりつつ経てきたんですねぇ…しみじみ。
・・・と思いながらぺらぺらめくっていたら、とあるページに目が釘付け。「Wirtschaftsstatistk(経済統計)」という項目。ちなみに「W」の第4巻は1923年に出た模様。
第一次大戦直後だけあって、統計にも戦争の爪痕が… 歳出の実に69%をヴェルサイユ条約によって決められた賠償金の支払いが占めてる…。
…と、聖書に挟まっていた押し花からどんどん話はそれてしまいましたが、とにかく古い本は面白いというお話でした。はい。
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