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日本にいながらドイツする♪  ドイツ・ドイツ語・ドイツ映画を愛してやまない下っ端字幕ほにゃく犬「ありちゅん」が字幕ほにゃく見習い眉毛犬「Milka」と一緒に書く日記


by Alichen6
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シュタージ


 皆様、おはようございます。ここ数日、ずっと喉がイガイガしていて声がヘン。連日、気温差が大きいからかなぁ。皆様もお気を付けくださいね。

 ところで。昨年からちょこちょこシュタージの政治犯収容所を見学しておりました。先日、お詳しい方から下の記事を教えていただいたのです。Stasi-Knast (シュタージ監獄)の記事です。もしよろしければ、いちばん上の動画をチラ見してみてくださいね。シュタージの収容所に入れられると、こういう扱いをされるというのが疑似体験できるみたい。 映画にも出てきますが、とにかくシュタージの係官は威圧的。しかもそのあと、別の係官が手にゴム手袋をはめ、「服を脱げ。ズボンを下げてかがめ。足を開け」と命令しますよね。女性も男性も、こうして屈辱的な身体検査を受けたそうです。人間は尊厳を奪われるような扱いをされると弱いそうで、海千山千の詐欺師でない限り、これで心がぽっきり折れてしまうんだそうです…(涙)

 検索して見つけた動画を貼らせてください。壁崩壊から25年とありますので、2014年の番組ですね。背筋が寒くなります…。
 こちらはさらに5年さかのぼり、壁崩壊から20年目。2009年のもののようです。この女性は西への出国を希望してシュタージに目をつけられ、拘束されたようです。裸にされて屈辱的な身体検査を受け、それがトラウマとなって今も後遺症に苦しんでいるそうです。その女性が「オスタルギーといって盛り上がるのが理解できない」といった内容の話をしています…。
 
 私は旧東ドイツが好きで(あの体制は嫌いだったけど、東部の独特の雰囲気や東の人たちの素朴さが好きなのです)ついつい東のものを買い集めたりしてしまうのですが、被害者の方々のことを忘れてはいけないですね。東独の軍服を着て喜ぶ人がいますが、あれもなぁ~。私もついつい気軽にDDR❤なんて書いてしまったりするので、もっと気をつけようと思いました…。




 西への亡命を希望したことで当局から屈辱的な扱いを受ける…と聞くと真っ先に思い出すのが映画「東ベルリンから来た女」。セリフは抑え目、ただ淡々と物語は進んでいきます。主人公の女性は頑なで心を閉ざしているのですが、上の動画(女性が出てくるほうです)を見ると、そうなってしまうのがよく理解できます。

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それにしても…。ニーナ・ホスは顔が小さすぎ!!! そして出るところはばーん!と出ていて、手足が長くてほっそり。浦山C!


Commented by Happiness裕之介 at 2017-05-17 21:18 x
貴重な動画をご紹介頂きありがとうございました。全部見ました。
昔ながらの素朴なドイツが残っている旧東ドイツエリアの旅は楽しいけど、改めて負の遺産には心が痛みます。
Commented by Alichen6 at 2017-05-18 21:12
★Happinessさん、おかえりなさい~!いかがでしたか?きっと充実した旅だったことと思います。いいな~ またお話お聞かせくださいね♪
そしてコメントをありがとうございました。私もHappinessさんと同じで旧東独エリアが好きなのですが、こうした負の面も知っておかないといけないんだなぁと改めて思いました。
Commented by Arthur at 2017-05-18 22:04 x
私も動画を見せていただいて、ベルリンの壁が崩壊した後も被害に遭われた方がずっと後遺症に苦しんでいること、心に大きな傷を負っていることを忘れては
ならないなと思いました。
「東ベルリンから来た女」のニーナ・ホスの感情を消しているかのような様子も、あの屈辱的な扱いを何度も受けていればおのずと理解できる気がします。
心をとざしている彼女が同僚の男性医師と接するうちに、ちょっとしたときに少し微笑んだような表情をだんだんするようになるところがとても好きでした。
ニーナ・ホスがその微妙な心の変化を本当にうまく演じていて綺麗なだけじゃなくて、演技も上手いんだなあと。
私はタバコを吸わないのですが、彼女のタバコの吸い方もクールでかっこよかったです。(いつも吸っていて、体には全然よろしくないけれども・・・苦笑)
Commented by falan at 2017-05-19 17:35 x
シュタージがとんでもない密告、監視社会をつくりあげ、いったん目をつけられると経済的、精神的に追い詰められたり、拘束されるなどさまざまな不利益を蒙った事実は擁護することはできません。

わるいことをした覚えのないのに拘束され、屈辱的な身体検査を受けた女性が許せない気持ちを持ち続けるのも当然だと思います。
しかしながら容疑者が裸にされて身体の隅々まで検査を受けるというのは、特別なことではありませんね。日本では拘置所に入るときやられますし、刑務所では男子懲役囚は作業開始時、入浴後に一人ずつ刑務官の前に立ってカンカン踊りをやらされます。素っ裸で手足を動かし口を開いて舌も動かし、性器の裏まで見せる身体検査です。最近はパンツをはいてやってもいいという通達がでているそうですが。
Commented by falan at 2017-05-19 17:36 x
裸で検査をするのは日本ばかりではありません。ロイターの『米国での裸検査は「一般的」、インド女性外交官逮捕で当局釈明』という記事があります。「こうした身体検査は米司法制度において一般的で、容疑者の社会的階層にかかわらず行われる。刑務所では新たな収監者への検査が必ず実施され、連邦拘置施設でも裁判所での審問などで施設を出入りする際に必要となる。」とあります。

ですからシュタージがなくなったからと安心してはいけません。今でも容疑者として拘置所に入れられると、裸にされて屈辱的な身体検査を免れませんから。

去年、シュタージの拘置所を見学したおり、まず水責めやらなにやらの取り調べのことを聞かされましたが、そういう拷問は1950年代だか60年代初めだかまでしか(記憶がおぼつかないですが)行われていなかったようです。ビデオの女性も拷問を受けたといったことは語ってませんよね。高圧的な取り調べというのもシュタージの専売特許ではないでしょう。

何を言いたいかといえば、シュタージ怖いの印象が独り歩きして、ともするとナチ時代やスターリン時代に人々を恐怖に陥れていた組織並みだと誤解している日本人にたまに出会います。それはちょっと違うかなということです。
Commented by falan at 2017-05-19 17:37 x
ロイターの記事のリンクはこちらです。
http://jp.reuters.com/article/l3n0jz11m-us-india-search-idJPTYE9BJ04D20131220
Commented by falan at 2017-05-19 17:59 x
連続投稿になって申し訳ありません。「禁止キーワードが含まれているのでコメントできません」という表示が出るのですが、何が禁止キーワードなのかわからなくて、分割して送ってしまいました。なにとぞご容赦のほどをお願いいたします。
Commented by Alichen6 at 2017-05-19 20:49
★Arthur さん こんばんは~ コメントをありがとうございました。何か罪を犯して捕らえられるのは自業自得だと思うのですが、東ドイツの場合は例えば恋人が住む西ドイツへの移住申請を出すという、今ならごく当たり前のことをしただけで捕らえられ、屈辱的な検査で執拗に嫌がらせされる… これは、やっぱり理不尽だなぁと思っちゃいます。「東ベルリン~」の主人公バルバラが常に口を「への字」にまげていたのが印象的でした。ホント、ニーナ・ホスって美しくてスタイルが良いだけでなく(浦山C!)演技力もありますよね。タバコの吸い方、確かにカッコよかったです!東ドイツなので服装が少しダサいのもリアルでよかったですよね。
Commented by Alichen6 at 2017-05-19 21:02
★falanさん  ご丁寧なコメントをありがとうございました。たぶん、ロボットによる自動の書き込みやスパムを防止するために、コメント欄の機能が過剰に反応しちゃうんでしょうね。お手数をお掛けしました…!URLを貼ってくださると、それがスパムと認定されてしまうこともあるみたいです。ご不便をおかけしました。。。
そしていろいろ詳しく解説してくださって、ありがとうございました。日本の刑務所で、そんなことがまかり通っているなんて知りませんでした。こんなことをしていいのでしょうか?ビックリです。

>しかしながら容疑者が裸にされて身体の隅々まで検査を受けるというのは、特別なことではありませんね。

ただ、明らかによくないこと(傷害罪、詐欺罪、窃盗などなど)を行った者が、拘置所や刑務所で体の隅々まで調べられるのなら、それはある程度自業自得だと思うのです。シュタージの場合、当局にとって好ましくない行動を取っただけで投獄し、二度と逆らわせないために、身体検査との名目で屈辱を与え自尊心をボロボロにしてしまう・・・。これは、「罪」の定義が明らかに違う気がします。(分割しますね)
Commented by Alichen6 at 2017-05-19 21:11
★falanさん 確かに、シュタージという言葉はかなり有名になりましたが、ナチと同列に語る人がいるんですか??比べものにならないと思うのですが…。 私はシュタージは怖い、と煽ったつもりはないのですが、そう読めてしまいましたでしょうか?シュタージは冷酷で非人間的な組織ではありましたが、ナチのような大量殺戮は行っていませんし、他国を侵略したりもしていませんものね。それは割と知られていると思いますが…。どうなんでしょう?煽っているように読めてしまいましたら、すみません。その場合は記事を消しますね。
Commented by yplum at 2017-05-25 14:17
なんてお美しい…!
きっと実際に衣装を見ると「このウエストで人間が入るのか!?」と驚愕すると確信しました(俗なコメントですみません!)byゆきんこ
Commented by falan at 2017-05-25 19:56 x
おっしゃるとおりシュタージが法的に禁じられていた訳でもない移住申請をしただけで理不尽な取り調べを行ったことは問題です。ですがシュタージの存在目的は国家に対する裏切り者だと見なしたものを監視し拘束することですから、彼らからすると罪人に対して相応の取り調べを行ったということになります。
国外移住や体制批判を国家に対する犯罪と見なす。その考え方を受け入れる人がいたこと、彼らが正義をおこなっていると信じて職務に励んでいたこと、そのことが恐ろしいですね。
Commented by falan at 2017-05-25 20:20 x
私の書き方が紛らわしくて申し訳ありません。「ナチ時代やスターリン時代に人々を恐怖に陥れていた組織並み」というのは、ナチスそのものではなくその時代に秘密警察として知られていたゲシュタポやKGBといった組織です。

ゲシュタポは「「夜と霧」と呼ばれる深夜から夜明けにかけての予期せぬ突然の逮捕、厳しい訊問や残酷な拷問、劣悪な待遇や拘禁などで知られ、ヨーロッパ中を震え上がらせた」(ウィキペディア)組織ですが、「東ドイツのシュタージの酷さはゲシュタポ以上という話をよく聞きます」といった言説は珍しくありません。

Alichenさんが煽っているなどと、そんなことを考えたことはありません。書き方が稚拙で申し訳ありませんでした。
Commented by Alichen6 at 2017-05-26 09:58
★ゆきんこさん おはようございますー。コメントをありがとうございます♪ なんかもう、顔がちっさすぎて、でもって目鼻立ちはくっきりしていて、「こ、これは作りものですか?」とか思っちゃいそうです。(って、私のほうがさらに俗っぽいですよね^^;)しかも手足が長い…! こういうスタイルだと、ロングのドレスを着てレッドカーペットを歩くと光り輝くんだろうなぁなんて思っちゃいました。
Commented by Alichen6 at 2017-05-26 10:08
★falan さん おはようございます。コメントをありがとうございます。ゲシュタポやKGBとシュタージでは比較にならないでしょうね…。

>「東ドイツのシュタージの酷さはゲシュタポ以上という話をよく聞きます」といった言説は珍しくありません。

これは初耳でした。私が知る限り、シュタージは拘束により精神的に追い詰めることはしても、ゲシュタポのように「肉体を痛めつけるような凄まじい拷問を加えること」はしなかったでしょうし。

ドイツでもシュタージとゲシュタポでは、同じ負の遺産であっても扱い方の次元が全く違いますよね。ゲシュタポ以上にひどかったという誤解があるのであれば、それはちょっと違うなと私も思います。
Commented by falan at 2017-05-26 12:54 x
ちなみに日本にも国民監視するのが目的の公安警察という組織があります。「転び公妨」という言葉はご存じでしょうか。
「こいつを逮捕しようと的を定めた相手を呼びとめる。いいがかりをつけて相手と揉みあって、自分で転んでしまう。「イタタタ。お前がやったんだ。暴行だ。公務執行妨害で逮捕!」というわけ。オウムを追ったドキュメンタリー映画『A』には、この「ころび公妨」の現場が記録されている。」(「ブック・ナビお勧めの書評」の「公安警察の手口」書評より引用。以下の引用も同様)
私も『A』という映画を観たときかなり驚きました。「公安警察」という名前は聞いたことがあっても、自分とは無関係と思っていました。過激派だったことも街宣車に乗ったこともない、カルト信者だったこともないですから。

ですが「(公安警察は)軽い気持ちで集会に顔を出した参加者や、事務所とか自宅の壁に張られたポスター、胸のバッジや、会話のなかのちょっとした言葉遣いといった、かすかな兆候を過大に解釈する」です。
なんとなく東ドイツの国家保安警察を想起させる記述ですね。
シュタージに屈辱的な取り調べを受けてショックを受けた女性も、移住申請をするとそんな目にあうなんて予想外だったでしょう。

「「公安の論理」からは、すべての市民が潜在的な過激派であり狂信者であり犯罪者なのだ」
テクノロジーの発展により監視システムは際限なく発達するでしょう。だれもが監視の対象になるという時代が来ないことを願うばかりです。
Commented by falan at 2017-05-27 02:48 x
文科省の前事務次官が権力に逆らったとたん、政権寄りのメディアのスキャンダル報道でバッシングにさらされています。政権からリークされた情報の大元はおそらく公安警察でしょう。前事務次官は自分が監視の対象になっているとは思っていなかったに違いありません。知っていればもう少し行動を慎んだのではないでしょうか。
私の見当違いであればよいですが。シュタージはいつまでも遠い国の昔の話であってほしいものです。
Commented by Alichen6 at 2017-05-27 07:40
★ふぁらんさん おはようございます。2つのコメントをありがとうございます。竿竹屋が実は公安だ、という都市伝説はたまに耳にしますが、「転び公妨」という言葉は初めて聞きました。でも、さもありなんと思えます。2つめのコメントに書いてくださったように、読売新聞(実名を出しちゃいます)はひどいですね。Völkische Beobachter かと思っちゃいました。政権寄りの新聞…というより、もう機関紙ですね。先日衆院を通過した共謀罪の法案といい、行く末が案じられます。一般人も監視対象になるのか、という質問に対し、「それはない」と断言していましたが、これも「すべての市民が潜在的な過激派であり狂信者であり犯罪者なのだ」という理論がまかり通るようになると、すべての市民が犯罪予備軍とみなされてしまうことになりますよね。そうなると、この国ももうおしまいという気がします。ふぁらんさんがおっしゃるとおり、シュタージも(そしてゲシュタポも)「歴史上の話」のままであってほしいものです…。
Commented by Alichen6 at 2017-05-27 09:39
訂正しますー。

× Völkische Beobachter
○ Völkischer Beobachter

単数でした…ついうっかり複数にしちゃいました。これも、よくよく見てみると「監視者」という意味もありますよね。名は体を表す… 怖い新聞です。
by Alichen6 | 2017-05-16 09:16 | ドイツのこと | Comments(19)