ドイツ映画

ドイツ映画賞2017 受賞結果

皆様、ゴールデンウィーク初日をいかがお過ごしでしょうか。昨夜遅くにドイツでドイツ映画賞の受賞結果が発表されました。私は毎年、これを楽しみにしております。ドイツ映画界の傾向(☚いろんな意味で)がよく分かるのです。

(いろんな意味でと書きましたのは、受賞作やノミネート作品が必ずしも観客から支持された作品ではないという意味です。映画界が「推したい作品」「前面に押し出したい作品」というのもあるのかな、なんて最近は少し思っています)

各部門のノミネート作品と受賞結果がよく分かる一覧です。よろしければご覧ください → コチラ

これを見るとよく分かるのですが、ナチ時代を扱った作品が1本もない!唯一、「Die Blumen von gestern」がユダヤ人犠牲者の孫娘と親衛隊の孫息子との関係を描いたことでノミネートされたのみ。ナチ時代を描いた作品が常に話題作となっているわけではなく、波があることを実感します。また2~3年後にはナチ作品が多くノミネートされる、という現象が起こるのかも。

そして事前の予想どおり、「Toni Erdmann (邦題:ありがとう、トニ・エルドマン)」が6冠。総なめとまではいきませんでしたが、やっぱり強かったですね。キャリアウーマンで仕事第一の娘と、人生を大切にするタイプの父親のすれ違いや愛情を描いた作品。作品賞の銀賞に輝いたのは昨年秋のドイツ映画祭で上映された作品で、胎児に深刻な疾患と障害があると知った母親が、産むかどうかという究極の選択を迫られるというもの。銅賞は未見なのですが、評価の高い作品です。DVDになったら見なきゃ!下に主な受賞結果の一部をざざっと簡単に書いちゃいますね。


<作品賞>
金賞 「Toni Erdmann」(邦題:ありがとう、トニ・エルドマン)


銀賞 「24 Wochen」(ドイツ映画祭のときの邦題:24週間 決断の時)

銅賞 「Wild」(邦題:ワイルド わたしの中の獣)


<脚本賞>
マーレン・アデ (「ありがとう、トニ・エルドマン)

<監督賞>
マーレン・アデ (ありがとう、トニ・エルドマン)

<主演女優賞>
ザンドラ・ヒュラー (ありがとう、トニ・エルドマン)

<主演男優賞>
ペーター・ジモニシェック (ありがとう、トニ・エルドマン)

<助演女優賞>
フリッツィ・ハーバーラント (Nebel im August)

<助演男優賞>
ゲオルク・フリードリヒ (ワイルド わたしの中の獣)

<撮影賞>
ラインホルト・フォアシュナイダー (ワイルド わたしの中の獣)

<編集賞>
ハイケ・パルプリーズ (ありがとう、トニ・エルドマン)

<美術賞>
ティム・パンネン (Paula)

<衣装賞>
フラウケ・フィアル (Paula)

<メイクアップ賞>
カーティ・クラック (Das kalte Herz)

<音楽賞>
オリ・ビーラー (Das kalte Herz)

<観客賞>
ジーモン・フェアヘーフェン (Willkommen bei den Hartmanns)

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昨年の夏、旧東独時代から続く Kino International の前を通りかかったところ、「Toni Erdmann」の特大ポスターがかかっていたのを見て、思わずパチリ。





by Alichen6 | 2017-04-29 11:45 | ドイツ映画 | Comments(0)

日本にいながらドイツする♪  ドイツ・ドイツ語・ドイツ映画を愛してやまない下っ端字幕ほにゃく犬「ありちゅん」が字幕ほにゃく見習い眉毛犬「Milka」と一緒に書く日記


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