皆様、大みそかはいかがお過ごしでしょうか? 発売されてかなり時間が経ってしまったのですが、話題の本「日本人が知りたい ドイツ人の当たり前」を読みました。
すっごく、すっごく、すっごおおおぉぉぉ~く面白かったです!! (←決してマワシ者ではありません)
日本人が知りたい「ドイツ人の当たり前」ドイツ語リーディング鎌田タベア、柳原伸洋著、三修社
どういう本かと言いますとー、「今さら聞けない素朴な疑問」から「ドイツ好きなら、このあたりは聞いておきたい質問」、そして「ぜひぜひ聞きたいマニアックな質問」まで、幅広いジャンルの質問事項が50個。絶妙なセンスで厳選されております(50個に絞り込むだけでも、大変な作業だったに違いないと推察しますです)。それに関連する質問も掲載されていますので、実際のポイントは100個。そしてそれに対する丁寧なドイツ語の回答が載っているワケです。日本語訳も、もちろん載っています。その質問の例を挙げますと…
第1章 日常生活1 なぜドイツのお店は早く閉まるのですか?11 ラクリッツはおいしいと思って食べているの?13 キッチンがいつもきれいなのはなぜ?14 どうやって Du と Sie を使い分けるのですか? などなど
第2章 地理歴史19 ドイツで人気のある歴史上の人物は誰ですか?25 地震のような自然災害はありますか?26 統一についてどのように考えていますか? などなど
第3章 現代社会35 ドイツの女性はそんなに強いのですか?36 第二次世界大戦についてどのように習いますか?38 極右勢力の動向はどうなっていますか? 39 大量の移民によって問題はありませんか? などなど
第4章 文化芸術43 どうしてサッカーがあんなに強いの?46 ドイツ人が映画で悪役になることをどう思う?47 最も有名なオペラ劇場やオーケストラは? などなど
第5章 その他48 ドイツ人は日本に興味がありますか?50 ドイツ以外でドイツ語が話されている国は? などなど
し~か~も! 普通の教科書には載っていないけれど、日常ではよく耳にする言葉がたくさん載っています。たとえば、日本のコンビニに近いお店(同じではないケド)Späti とか、子供向けチャンネル KIKA とか。新聞などで使われる経済用語や時事用語も、もちろんたくさん掲載されています♪ 脱原発に関係するエネルギー革命を意味するEnergiewende とか、パートナーが変わったりすることに伴い、いろいろな家族が一緒に住むという Patchworkfamilie とか。ここでは書ききれないのですが、絶対に知っていなくちゃいけないワードが満載。「ドイツ語の仕事やってまーす❤」とか言っているワタシも恥ずかしながら「知らなかった…!」と冷や汗をかいちゃう言葉がたくさん出てきて、ラインマーカーで線を引きまくりましたです(私の場合、このザル頭にちゃんと残ってくれるかどうかは別問題ですが…)。 一般に販売されているドイツ語の教科書ってカタいものが多いんですよね。でなければ、挿絵が豊富だけど、ちょっと幼稚なテキストとか。この本は目からウロコでした。読み物としても、とっても楽しいです。随所に遊び心が…。続編も希望します❤ ゼヒゼヒ!!
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