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ダルムシュタットへ

 連日、私の旅行記につき合ってくださって、ありがとうございました。延々と続けてしまってスミマセン…! 夜に羽田行きの飛行機に乗るという最終日、ハンブルクからマインツへ、そしてさらにダルムシュタットに向かいました。ネットの評判を聞いて「ぜひ見てみたい!」と思っていたものがいくつかあったのです。まずは、ユーゲントシュティールの作品がたくさんあるというウワサの「Mathildenhöhe (マチルダの丘)」へ。
 地図は ⇒ コチラ

 マチルダの丘は少し距離があるので、バスで行きました。「F系統」です。乗り場は駅「西側出口(westliche Seite)」のすぐ下(高架の下)。これで、Mathildenhöhe というバス停まで行きます。確か15分くらい乗りました。


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 すると、いきなりこんな建造物が… 「結婚記念塔」です。19世紀末、ヘッセン=ダルムシュタット公国の最後の大公 エルンスト・ルートヴィヒに招かれた芸術家たちが、公国の首都ダルムシュタットに芸術家のコロニーを作ったんだそうです。そしてユーゲントシュティールの建造物をいくつも建てたんだとか。この結婚記念塔はルートヴィヒ大公とマチルダ妃の結婚を祝って1908年に造られたそうです。屋根の部分は、宣誓する手をイメージしているんだそ~ですよ。この中には役所のStandesamt(戸籍係)があり、本当に結婚できるという話。入口でチケットを売っていた女性に聞いたところ、「先週末なんて2組もあったのよ!」 


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 戸籍係のプレート。

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右側の建物にご注目。誰か屋根にいるぞー!

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 斜め横から撮ったために歪んでしまいましたが、この結婚記念塔の横に日時計がついております。

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 そしてロシア教会。ロシア人の方々がお祈りのために何人も中に入っていきました。中は撮影禁止。また、ひやかしで入るのも申し訳ない雰囲気だったのでちょこっと入口から覗くだけにしました。


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 この日は本当に暑い1日でした。青空に金が映えます。老骨にムチ打って歩きました。はい、頑張りましたでございます。

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 結婚記念塔に戻ります。5ユーロを払うと上に登ることができます。入口のモザイクがすばらしい。愛です、愛❤ 戦争で傷んだものの、破壊されることはなかったそうです。
 

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 日曜日だったせいか、塔に登ることはできても、部屋に入ることはできませんでした。入口のガラス窓越しに撮影。結婚式を挙げる部屋はどれだろう? (戸籍係での結婚式って、割とあっさりしていますよね。サインするだけ、みたいな感じで。)


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 おお!金と紺のコントラストがステキではないですかー。ガラス越しなのが残念!中に入ってみたかったゾ。

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 最上階にて(宣誓する指の付け根あたりか?)。窓越しですが、外を眺めることができました。ロシア教会がおもちゃみたい。

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 おお!次のお目当ての建造物がかすかに見える!この画像は拡大したものです。ガラス越しなのでぼんやりしていてスミマセン。

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 次のお目当てとは、オーストリアの建築家 Hundertwasser 百水さんの手による不思議な集合住宅。F系統のバスで市の中心地に戻り、そこから市電に乗り換えていきました。最寄りの停留所は「Messplatz」か「Röhnring」。停留所を降り、2、3分歩くと見えてきました。Waldspirale (=森の渦巻き)。

 地図は ⇒ コチラ   上から見た画像は ⇒ コチラ

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 うひゃ~ テーマパークの建物みたい。フンデルトヴァッサーの最後の作品だそうで、完成したのは2000年ですって。

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 看板を写したのですが、少し歪んでいてすみません。


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 曲線だけで作られているんだそうです。色といい、てっぺんの玉ねぎといい、なんとも不思議~~ 


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 実物が見られて大満足。フランクフルトに早く戻らないといけないため、後ろ髪を引かれる思いで渦巻きをあとにしました。近くの停留所からダルムシュタット中央駅までは市電で1本。さらに鉄道でフランクフルト中央駅までは確か30分くらいでした。

 

 …というワケで、長々と失礼いたしました。今回の旅行もえらくてんこ盛り。「じっくり見る」というわけにはいかなかったけど、いいのです。たくさん見られたから。空港で最後の買い物をしまくり、ようやく出発ゲートへ。飛行機に乗ったとたんにドドッと疲れが… zzzzzzzz…











by Alichen6 | 2016-09-07 23:14 | ドイツ珍道中

日本にいながらドイツする♪  ドイツ・ドイツ語・ドイツ映画を愛してやまない下っ端字幕ほにゃく犬「ありちゅん」が字幕ほにゃく見習い眉毛犬「Milka」と一緒に書く日記


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