アキン監督の新作 「消えた声が、その名を呼ぶ」

 トルコ系ドイツ人の映画監督、ファティ・アキンの新作が公開されていますね。前から気になっていたのですが、昨日の朝日の夕刊にアキン監督のインタビュー記事が載っており、読んで感動しちゃいました。

 今回の作品は、トルコの「タブー」を描いたものだそうです。1915年に起きた、オスマントルコ帝国によるアルメリア人の迫害。アルメリア側は1500万人が殺害されたジェノサイドだったと主張しているとのこと。一方、トルコは虐殺を否定しており、国際社会を巻き込んだ論争になっているそうです。アキン監督は、この「タブー」に真正面から取り組んでいるようです。映画化に当たっては、殺害予告まで受けたそうですが、「禁じられるからこそ、いっそう興味がわいた。映画を通じて、トルコでも自由にこの問題が議論される環境を作ることが、トルコにルーツを持つ自分の役目だ」(記事より引用)とのこと。最近のアキン監督は、ドイツという国の枠を超え、壮大なテーマを撮るようになりましたね。

 記事の最後に書かれていた監督の言葉が非常に印象的。引用いたしますね。こうした「過去を振り返る」姿勢は、ドイツで培われたものだと思います。過去を振り返るという行為は痛みを伴うものですが、絶対に避けてはいけないことだと痛感します。ましてや、過去の美化や修正なんてもってのほか。

「過去を振り返ることは意味がある。個人と同様に社会も精神を病み、治療が必要な時があるから。それを治すきっかけを与える力が映画にはあると、私は信じている」(以上、朝日新聞の1月8日付け夕刊より引用いたしました)

 映画の公式サイトは ⇒ コチラ
 アルメニア系の出演者が多いようですが、唯一のドイツ人がモーリッツ・ブライプトロイ。


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 余談ですが、Fatih Akin は、ドイツでは「ファーティヒ・アキン」と発音されているようです。トルコでは、「ファーティヒ・アクン」みたい。読み方が分からないといつもお世話になるサイトで確認しました ⇒ コチラ
Commented by バンケン at 2016-01-10 00:50 x
ありちゅんさん、「今晩は!」
私は毎週土曜日の9時頃に近所のコメダへモーニングコーヒーに行くのが週末リフレッシュの第一歩です。それも毎週ヨメさんと行くので「さぞ仲の良いことで」と思われているのかもしれませんが、その実、席に着くと二人とも一言も会話せず、黙々と週刊誌読んでます。(笑)
彼女は女性誌、私は週刊ポストと週刊文春、それにビッグコミックとビッグコミックオリジナル。(まだゴルゴ13続いてます)
それで本題ですが、今週号の文春(例の不倫問題・ベッキーの載っている号)の映画紹介でちょうどこの映画が紹介されていました。読んで私も観たいなと思いました。
長い前振りで申しわけございません・・・
Commented by Alichen6 at 2016-01-11 00:33
★バンケンさん!! こんばんは~ いつもコメントをありがとうございます。6月に名古屋へ行きました際、市バスに乗りながら観察したら、コメダが結構あったので、「あれが噂の…!」と思いました。そうそう、東京にも進出しているそうですね。私はまだ見たことがないのですが、大学生の娘は時々行くみたいです。すっごく量が多いので、おなかがいっぱいになって良心的だと言っておりました。週刊誌も読めるんですか?いいなぁ、近くにあるなんて。ところで今週号の週刊文春、夫が買って帰りました。で、私はベッキーの記事だけは読んだのですが(笑)、それ以外はまだ読んでおりませんでした。早速読まなきゃ!!! ということで、今読んできましたー。ホントだ、映画欄にありました!近いうちに見なきゃ!!でも、同じ記事にに載っていた「ブリッジ・オブ・スパイ」も気になっております~~
by Alichen6 | 2016-01-09 11:07 | ドイツ映画 | Comments(2)

日本にいながらドイツする♪  ドイツ・ドイツ語・ドイツ映画を愛してやまない下っ端字幕ほにゃく犬「ありちゅん」が字幕ほにゃく見習い眉毛犬「Milka」と一緒に書く日記


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