今さらですが…
2015年 03月 30日
…まずは、恒例の腹ごしらえ。ええ、この腹ごしらえがワタシにとっては大切なのです。えっへっへ。毎度毎度、食べ物の画像ばかり載せてしまってスミマセン。仏英映像翻訳者でいらっしゃる すーさん(コチラ)と待ち合わせをし、会場近くのカフェ「テーブルテラス(コチラ)」へ。国連大学のビルのすぐ隣。青山通に面したビルの奥です。
これがですねー、大当たり!この前を通ったらよさげだったので、そのまま突入しちゃいました。ランチプレートは1000円前後で、とてもリーズナブル。店内もお皿もポップな色使いで楽しくなります。私が食べたのは、上の画像の「タコライス」。絶妙な味付けで、ホントに美味しかった!下は、すーさんが召し上がったローストビーフのランチプレート。こちらも美味しかったそうです。
…で、腹ごしらえしながらしゃべり倒したあと(←これもポイント)、いざ会場へ。
フォーラムは3部構成となっていました。第一部はキネマ旬報の社長さんによる講演。第二部が若手翻訳者の方たちの、そして第三部が超ベテラン翻訳家の方たちのパネルディスカッション。 どれも非常に面白かったです。メモりました、はい。詳しくは、公式サイトを → コチラ。
お話の内容について詳しく書きたいところですが、有料であるフォーラムの内容を書くのはNGですので省略させてください。すみません!!気づいたことを下に書いちゃいます。
・映画と「映像コンテンツ」との違い ・・・ 昔のような純粋な映画だけでなく、今やシネコンを中心とした劇場施設は、歌舞伎やオペラ、スポーツ中継などを大きなスクリーンで映す「映像コンテンツ」を流す施設となったんですね。特にイオンなどのスーパー系は、ショッピングモールにお客様を呼ぶための手段としてシアターを経営するようになったみたい。ワタシとしては、映像コンテンツに押されて純粋な映画業界がどんどん縮小していくのが辛い。映像コンテンツも楽しいけれど、映画には映画のよさがあるわけで、押されてしまうのはとってもとっても悲しいです。
・「作家性」という言葉・・・最近の翻訳者は、調べ物もきっちりしているし、語学力もあって素晴らしい。だけど、「作家性」に欠ける、というお話があり、愕然としました。そうなんですよね…。語学力や日本語能力は努力で伸ばすことができるけれど、「作家性」というのは天性のもの。確かに、昔の翻訳家の方々は一味もふた味も違いました。名画「カサブランカ」に出てくる「君の瞳に乾杯」はあまりにも有名ですが、こうした「名訳(原語とは違っているとは言え、人を唸らせる力のある言葉ですよね)」が頭から出てくるかどうかは、センスにかかってくる…。そして、そのセンスが私には欠けている…(ToT)。愕然としちゃいました。
隣の席に座った方が知り合いの翻訳者さんで、これまたビックリ。恒例の「ぴちぴち」メンバーの方々は仕事がお忙しくて参加できなくなってしまったのですが(残念!)、ぴちぴち会合はまた4月以降のお楽しみということで。とにかく、このフォーラムも楽しい半日となったのでした。