Dreckspatz
2014年 05月 21日
子供用の入浴剤。ドレスデンの会社が Dressdner Essenz というブランド名で作っているみたいです。カワイイ。普通の入浴剤と違い、香りがチューインガムみたいで、ついつい封を開けて食べてみたくなっちゃう。Dreckspatz って書いてありますねー。直訳すると「泥んこスズメ」みたいな感じ。たくさん遊んで、ドロドロになった子供に言う表現のようです。カワイイ。この言葉、我が家のどこかで見かけたような…
…と思ったら、普段からよく使っているタオルに書いてありました。ドイツのお友達からもらったハンドタオルです。泥んこスズメが、このタオルでキレイになるってやつですね。
ところでこの会社の沿革をHPで調べてみたところ、ぬゎんと1910年に創立された古い会社であることが分かってビックリ。当時から、〝医学的知識に基づく入浴剤”を目指し、製造していたそうです。1920年代には医療機関で使われるようになったとか。リューマチや皮膚病に効果があったそうです。その後の第二次大戦でドレスデンは壊滅的な打撃を受けますが、この会社は何とか焼け残り、戦後も東ドイツの体制下で生産を続けます。だけど国家の方針には逆らえず、1972年には国営企業に併合されてしまったそうです。それでも東西統一後に復活。現在に至るまで、ずっと体によい入浴剤を作り続けているそうです。すごい…! 入浴剤の陰に、苦難の長い歴史あり…。