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ポツダムの映画博物館 その2

 ポツダムの映画博物館の続きです。中に入ったとたん、ヒデキ感激。ぬゎんと、1895年にスクラダノフスキー兄弟が世界に先駆けて初めて映像を商業上映した際の映写機「ビオスコープ」が置いてあったのです。いや~インド人もビックリです(すみません、昭和ネタ^^;)。スクラダノフスキー兄弟やビオスコープについての詳しい話は、コチラをご覧くださいませ。

   ↓ ビオスコープを正面から見たところ。ガラスケースが反射しちゃってすみません。

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↓ 横から見たところ。こちらも反射で分かりづらいですよね。すみません。

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   ↓ ほかにも、DEFA(東ドイツの国営映画会社)時代のカメラや照明器具などが飾られていました。解説によると、ソ連製が多いのですが、西ドイツ製やフランス製もチラホラ。これでプロパガンダ映画や教育的な子供映画、西部劇(好んで撮られた模様)などが撮影されたんですね。

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 実はこの機器類は入口に展示されているもので、この奥に常設展と特別展があるのでした。こっちのほうは撮影禁止なのでお見せできないのが残念。常設展では、バーベルスベルクの撮影所で撮影された映画の台本やら当時の衣装やら俳優たちの写真やら、貴重な資料がてんこ盛り。感心するのは、ナチ時代に撮られた反ユダヤの映画もきちんと展示していることです。過去の歴史にきちんと向き合うドイツらしい一面を見た気がしました。

 特別展は、「フリッツ特集」。よくよく考えてみましたら、プロイセンのフリードリヒ二世(あの、ジャガイモ栽培を勧めた人です)が生まれて今年でちょうど300年!フリッツが主人公の映画が過去に次々と作られたそうで(実は私、よく知らなかった)その特集を展示しておりました。

 そして売店へGo! 映画関係の本やらポストカードやらが売っていて、目移りしました。幸せ~~ちょびっとだけここで買ったブツを見せびらかしちゃっていいでしょうか? え?いい?もう見せびらかしには慣れてる?それじゃ、お言葉に甘えて…
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<おまけ>

 博物館と同じ建物に「Filmcafe」というお店があります。そこでスープとサラダ、そしてアプフェルシュトゥルーデルを頼んでしまいましたぜ。それがですねー、内装がエスニックだな~と思ったら、なんとオーナーはレバノン人ですって。ドイツ料理も置いてあるのですが、レバノン料理もあるんですね、当然ながら。せっかくなので、レバノン料理のサラダを頼んだら、さっぱりしていて美味しかった!ピタみたいな薄いパンでサラダを「わしづかみ」して食べるのが正しい食べ方だとか。説明してくれたドイツ人とイタリア人のハーフの兄ちゃんがとても親切。営業スマイルではなく、ホントに優しそうな笑顔を浮かべた好青年でした。もしこの博物館に行かれることがあったら、是非。あの兄ちゃんによろしくお伝えください。
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            うま~~ 見た目よりずっとあっさりしているので、ばくばくいけます。


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by Alichen6 | 2012-08-28 23:46 | ドイツ珍道中

日本にいながらドイツする♪  ドイツ・ドイツ語・ドイツ映画を愛してやまない下っ端字幕ほにゃく犬「ありちゅん」が字幕ほにゃく見習い眉毛犬「Milka」と一緒に書く日記


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