ポーランドの食器
2011年 03月 02日
…で、その方がその陶器をお求めになったお店を教えていただき、ワタシは早速オンラインで注文しようと息巻いたのであります。そのお店は Inter-Wiza と言います@ポーランド。
サイトは → コチラ
ドイツ語のサイトもあったので、ドイツ語で問い合わせのメールを送ってみました。日本にも送ってくれるかどうか、PayPal で支払いは可能かどうかなど。しばらくすると、英語で返事が来ました。ドイツ語の問い合わせは理解してくれた模様。その返事を英語で書くと、また数日間音沙汰ナシ。しばらくすると、またドイツ語で返事が来るという、ミョ~な展開。とにかく注文はオッケ~ということなので、お試しを兼ねて様々な柄の小鉢とカップを注文しました。それが10月の話。
ところが待てど暮らせどブツが届かない。引き落としもないので、「ま、いっか」と半分忘れておりました。そしたら先月、いきなり大きな段ボールが届いてビックリ。割れないように、何重もプチプチで保護したブツが届きました~~~ 段ボール箱がデカくてビックリしましたぜ。ドキドキしながら開けたら・・・
カワイイ~~~!!!
このWizaという窯、シュレジエン地方にある製陶産業のメッカ、 Bolesławiec (ナチ占領時代は Bunzlau と呼ばれていました)近郊にあるんですね。やっぱりこれは Bunzlauer Keramik なんだ!ナットク。白地にブルーの典型的な柄ですから。届いたブツの画像がコレです ↓
ブンツラウの伝統的な柄 ↓ 一見、不気味だけど、見ているうちにかわいく思える柄です。
左の柄は新作みたいです ↓ 鳥がカワイイ。目をこらして見て見ると、鳥がきっちり並んでいなくて、重なったりすき間が空いていたり。手作り感あふれる一品。
娘のお気に入り。今風ですね ↓
ボヘミアと呼ばれるフォルムのカップ。壺みたいでカワイイ。容量400ccということで、お腹がガボガボになります。大きくて重いので、飲みながら腕っ節も強く鍛えられる一石二鳥のうれしい一品。
グリコのオマケみたいに象のフィギュアが入っていました ↓ 心遣いがウレチイ。
ブンツラウ地方の陶器(Bunzlauer Keramik)については過去の記事で書いちゃいました → コチラ
ブンツラウアー陶器ってナンジャラホイ? → Bunzlau (ブンツラウ、二―ダーシュレジエン地方にある都市。第二次大戦後からポーランドの都市となり、 Bolesławiec と呼ばれています)を中心とした地域で昔から作られている伝統的な陶器。シュレジエン地方では陶器作りに適した土が取れるそうで、その土を使って高温で焼かれた陶器は丈夫なんだそうです。フリードリヒ大王の時代からプロイセンの領地となり、王の保護下で盛んに生産されたそうです。当初は釉薬を使わない素朴なものでしたが、他の地方の美しい陶器との競争に勝つため、白地に鮮やかな色合いの陶器が開発されたんだそ~です。ぽってりとした形と、濃いブルーの素朴な柄が特徴的。ドット柄やPfauenauge(クジャクの目)柄が有名。コチラを。 どれも手描きだそうです。ところが第二次大戦でドイツの敗戦に伴いポーランド領に。窯は相次ぎ閉鎖となり、職人たちは各地に散らばり、逃れた先で窯を再開することとなりました。
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注文してから届くまで時間はかかるけど(爆)、カワイイし対応も送料も良心的なので、今度は大皿とかも頼んでみようかなーと思いつつ、さらに検索してみましたら、ポーランドの陶器は日本でも買えるんですね。別の窯の陶器ですが。
ポーランドの食器通販サイト → コチラ
窯は違っても、風合いや柄は似ています。素朴でカワイイです。
とにかく大満足なのでありました。ほうれんそうのおひたしとか、カボチャの煮っ転がしとかを盛ると素敵なのです。和とポーランドの融合~! まろーねさん、その節はありがとうございました♪