THIS IS IT
2009年 11月 03日
…よかった~~(感涙)
ちまたではマイケルの奇行だとか、頭髪がもうないとか、もうパフォーマンスは無理だとか色々言われていましたが、リハーサル風景を見てそれらのニュースがいかにいい加減なものだったのかが分かりましたです。あちこちの映画評で既に書かれていることなので、今さらワタシが書くのもナンだとは思うのですが、ちょこっとだけ感想を書かせてください。とにかく「見事!」のひとこと。溜息モノです。踊りのキレは全盛期のころからまったく衰えていないし、歌唱力やリズム感も相変わらず素晴らしい。リハーサルということで100%の力は出さずに抑えているはずなのですが、衣装が普段着なだけで、パフォーマンスは本番さながらの完成度。とにかく見事でした。この映像が撮られたころは、これが遺作になるとは誰も思っていなかったはず。スタッフが全員、マイケルを心からリスペクトして全力でサポートしているのが映像から伝わってくるだけに、訃報を聞いて彼らがどれだけ悲しんだか、想像するだけで切なくなってきます。月並みな表現ですが、惜しい人を亡くしました…。冗談抜きで、人類にとっての大きな損失だと思えます。
改めて感心したのは、マイケルが周囲に対して非常にフレンドリーなこと。音作りからダンスのパフォーマンスまで彼がいろいろ指示しているのですが、一貫して丁寧かつ優しい口調なのです。天才にありがちなピリピリ感もなく、現場はいたって和やかムード。いままで伝えられてきた報道がいかに誤っていたか、いかにねつ造されたものが多かったかを考えさせられました…。有名税とはいえ、ちょっと気の毒でした。
…ということで、2時間たっぷり堪能し、ちょっぴり悲しくなりながら帰路についたのでした。公開がさらに延長されたそうですし、よろしければ皆さんも見てね♪ なお、字幕はベテランの関美冬さん、監修は湯川れい子さんでした。
今さら感はありますが、予告編を載せちゃいますっ